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zoom RSS 1Q84 と 青豆 と 邪魅の雫

<<   作成日時 : 2009/07/12 03:18   >>

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村上春樹著「1Q84」
5月30日に紀伊国屋で購入したので、
ほぼ発売と同時に購入したことになります。
もちろん、初版です。
それからもう一ヶ月以上たちました。
購入した日から読み始めましたが、なかなか読み進めません。
結局3回の週末を使って、やっと読み終わりました。
時間がかかったことからもわかるように、
あまりいい印象はありません。




朝日新聞はさっそく6月上旬に書評載せていました。
まだ読んでいる途中でした。
早いね。

今日買った「中央公論」8月号と「文藝春秋」8月号に
分子生物学者と進化学者の書評が載っていました。


他人の書評を読んでも仕方がないので、
全部読んでいませんけど、皆さん好きですねぇ。
といいながらも、ちょこっと刺激を受けたので、
駄文を書くことにしました。

「1Q84」
そんなにいい作品なんでしょうか?
村上春樹だから、と無理やり考え、
なんかメッセージを読み取ろうとしましたが、
結局よくわかりませんでした。




青豆。グリーンピース。
遺伝子組換えやクローンにこだわっているこのブログで、
なぜ「1Q84」が出てきたかというと、
登場人物の一人が「青豆」という変わった名字だからです。
それと、謎の生物の話「空気さなぎ」が
クローンものなのかなと思ったから。


グリーンピースと言えば、「遺伝子組み換え」反対派の急先鋒。
(もちろん「青豆」と関係ありませんけど。音だけ)
ここの日本支部グリーンピース・ジャパンの
広報の女性の方が良く表に出てこられますので、
「1Q84」を読んでいる間、青豆の顔はずっとこの方でした。
なんかイメージが合っているので。
青豆というのは、女性主人公の姓です。
映画化するなら、青豆役はグリーンピースで決まりだな。




二つの関連性がなさそうな物語が平行して進み、
そのうち、、、という書き方は、よくありますし、
むしろ、この作品の場合、はっきりと二つの物語が分かれていて、
交互に規則正しく進行することから、非常にわかりやすい。

登場人物も少なく、混乱することはありません。
これは、人物描写がしっかりしているということもあるでしょうし、
逆に言うと、しつこすぎる説明、
よく言えばサービス精神旺盛のたまものなのでしょう。

とにかく、日をあけて読んでも、
これ誰だっけ、
と思うことは一度もなかったので、その点、かなり読みやすい。




どんな落としどころをつけるんだろう?
とBook2の半ばを過ぎると、気になり出しましたけど、
結局放り出されてしまいました。
読者を突き放し、
続編を期待させ
更に買わそうとするのがいい作品なんでしょうか?

よくわかりません。
憑物」が落ちません。
読者自身で落とさないといけない。
これはしんどい。


同じ頃、小説としては
京極夏彦著「邪魅の雫」
を読んでいました。
画像

京極作品はすべて「初版」本で揃え、読んでいます。
この作品のノベルズ版(普通版と大磯・平塚地区限定特装版2冊)
を読んでいますから、再読です。
こちらは、サービス精神旺盛なので、安心して読めます。
きちんと読者の「憑物」も落としてくれます。


その中に、書評に関する京極堂の講義があっておもしろい。
分冊文庫版だと上の248ページあたりから、
文庫版でも248ページあたりから、
ノベルズ版だと155ページあたりから。

書評には3種類あるそうです。

犬に書けるレベル。
幼児に書けるレベル。
きちんと金の取れるレベル。


そう書いてあるわけではありませんけど、
だいたいそういう内容です。

この駄文は犬レベルでしょうけど、
原稿料をもらって書いている書評に
金の取れるレベル
は、どのくらいあるんでしょうか?




生と死について。
時間、現在/過去/未来について。
自己のオリジナル性について。

「1Q84」にも出てくるテーマですが、
「邪魅の雫」分冊文庫版中434ページあたり
文庫版850ページあたりの蘊蓄がわかりやすい。
この数ページだけで十分な気がします。
「1Q84」なんか必要あるのか?


また、
「1Q84」には『二つの月』の話が出てきます。

「邪魅の雫」にも
月が二つ
の話が出てきます。
分冊文庫版下287ページに京極堂の決めぜりふ
(ノベルズ版なら715ページ)

世の中には不思議なことなど何もないのだよ、関口君−−

のあと、
次のページに

たとえば月が二つ出た−−これは通常ならあり得ないことです。

ここでは、怪異の話から社会システム
そして、妖怪「邪魅」の話に発展していきます。

それを見たものが変だ妙だと騒ぐのは仕方がない。夜空を見上げて月が二つあったら、それは誰だって騒ぐでしょうからね。しかし、」、、、、

「1Q84」で『二つの月』が出た頃、
なぜか「邪魅の雫」も一緒に読み始めたのは
このことに引っかかったからかもしれません。
(「邪魅の雫は6月12日発売)

ちなみに
ノベルズ版「邪魅の雫」の発行は2006年09月です。

○私蔵書一覧(PDFファイル)
 http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/books.pdf
 最後の5ページ分が京極作品



文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)
講談社
京極 夏彦

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面白いけど 哀しいレ ...
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「二つの月」はこの「下」巻

分冊文庫版 邪魅の雫〈下〉 (講談社文庫)
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本:1Q84 BOOK1-3
「1Q84 BOOK1-3」 2007年 カンフル評価 4点(5点満点) 作者 村上春樹 飛鳥新社 ...続きを見る
H-KのカンフルDaze(デイズ)
2011/08/12 08:55
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んで
2013年04月12日に発売となった村上春樹氏の新作。 発売前から色々と宣伝は読みましたけど、 前回の「1Q84」より社会的な盛り上がりに欠けるような気がしました。 出版社としてはノーベル文学賞受賞後の新作、 と言うシナリオだったのかもしれません。 でも、50万部という数字は、バケモンです。 発売日の午前0時に書店で行列ができたなど、 そこそこニュースを目にしました。 ...続きを見る
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2013/04/15 02:24

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