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zoom RSS 科学で解明できていないことがある??

<<   作成日時 : 2009/05/21 02:00   >>

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○民主党新代表は宇宙人?
http://yoshibero.at.webry.info/200905/article_6.html
について、質問もありましたので、少し補足します。
2012年モノというのは、要するにノストラダムスの再来で、
2012年に地球もしくは人類が滅ぶというモノです。
あるいは「アセンション」すると言うモノ。
アセンションの説明は難しく、実はよく理解していません。
紹介した本の内容は、2012の危機を回避する唯一の方法があって、
その方法は「創造主」、いわゆる天の声からもたらされ、
その「創造主」とコンタクト取れるる唯一の人間「先生」がいて
その「先生」の奮闘記、地球防衛軍としてのあれこれの活躍を
ノンフィクションとして書かれたものです。
この本に民主党の新代表が推薦していて(帯に写真とサイン入りで)、
説としては興味深い」と書いています。

もう一点、新代表は「科学的に解明できていない」と書いていて、
これにもツッコミを入れました。
この点についても、少し補足します。

科学者が科学で解明できていないことがある、
現代科学では理解できない、等々、
科学的に答えが出せないでいる問題について触れるとき、
いろんな誤解が生じます。

科学で完璧に説明することは科学の本質からいって不可能です。
これはまちがいありません。
ですから、科学者はどんな問題に対しても絶対的な断言はしません。

わかっていることとまだ理解できないことの境界は、
どんな科学分野にもあります。
それを自覚するかしないかは別として、歴然として境界はあるわけです。
ただ、その境界はひとつではありません。
時代によって変わりますし、同時代でも人の能力によって違います。

科学的にわかっていないといっているだけで、
実はその本人がわかっていないだけという例は結構あります。
いや、自分も含めて全ての人にいえることだと思います。

ですから、境界があることはわかっていても、
最先端の境界と素人の境界では当然全く違う場所にあります。

これが同じだと勘違いし、自分の境界が標準だと思った瞬間、
大きな誤解が生じてしまいます。

誰も自分を基準に考え、自分が普通の常識人だと思いたがります。
しかし、多くの場合、その人のオタク的な専門知識がある分野を除いて、
最先端の境界より手前のところに自分の境界があるはずです。

わかっていることよりわかっていないことの方が多いはずです。

現代科学で解明できていない、というわけではなく、
単におまえが理解していないだけだろう、という例は結構あります。

新しく謎を解いた、謎の説明がついた、という場合、
確かに謎解きにある程度成功していても、すでに既知の謎であった
という例も多いでしょう。
単に本人が知らなかっただけ。

どこまで理解されていて、どんな謎が残っているのか、
素人にとっては見極めがつきません。

もっと不味いのは、ナンチャラ博士とある程度の肩書きを持っている人が、
科学的に正しいと思わせながら書いたり話したりしています。
専門家を装っていますから、素人はその御託を信じてしまいます。
そのニセ専門家も知らないふりをしているのもたちが悪いですが、
本当に知らないことも多いでしょう。

自分が理解できる範囲でしか理解できないのだから、仕方がないでしょう。

権威を笠に着た言説を盲信するのではなく、
ちょっと疑う程度のほうが健全でしょう。
何でもかんでも疑うのも疲れますし。




早稲田大学名誉教授の大槻義彦先生の至言に

「そうじゃなくて、おまえが理解していないだけだろう」

というのがあります。

オカルト本の常套句
科学には未知な領域がある。
科学では証明できないことがある。
科学でまだ解明されていない。


「そうじゃなくて、おまえが理解していないだけだろう」

大槻義彦著「神秘と超能力」の嘘(講談社)
p119

ある大女優K・Kさん。
テレビの超能力番組にすっかり騙されていた。
目隠しをして透視するというワザ。
「ほほに見える細胞がある」と信じたらしい。
で、常套句。

「科学でわからないことがあった」

とのたまったと。

それに対し大槻先生

「あなたがわからない科学があった」のですよ。

至言ですね。

そう思っていても、なかなか面と向かって言えません。




この手の誤解は結構いろんなところで見かけます。
結局壁があるということですね。

理解の壁です。

養老氏のいうところの

「バカの壁」

です。
これも誤解されやすいネーミングですが、インパクトがあります。
バカという言葉が刺激的ですから、人口に膾炙しましたが
逆に誤解も生まれました。

所詮、考えるのは自分ですから、
自分の脳の能力を基準で考えるしかありません。


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