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zoom RSS 祝!「幻の寛政原本」発見 東日流[内・外]三郡誌 その1

<<   作成日時 : 2008/06/14 02:26   >>

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『東日流[内・外]三郡誌 −ついに出現、幻の寛政原本!−』
古田武彦、竹田侑子著
オンブック
2008年06月30日初版


昨日(6月12日)、待ちに待った「幻の寛政原本」(上記の本を勝手にこう呼ばせていただきます)の本が届きました。
本日(6月13日)、請求書が届いたので、早速支払いました。
5,250円と恐ろしく高い本ですが、内容は、、、やっぱりおもしろい!!

オンブック、ってところから本を頼むのが初めてだったので、本が届くまでちょっぴり心配でした。
本を注文したときにWeb上に表示されるのは、

 タイトル 「東日流[内・外]三軍誌」

メールの案内文も、

 「□東日流[内・外]三軍誌 (1部)」

三軍誌 って、違う本が来るのでは?と冷や冷やしていましたが、
どうやらホンモノらしい本が送られてきました。

納品書、請求書などもきっちり、

 タイトル 「東日流[内・外]三軍誌」


当初、東日流外三郡誌の話題を「やさしいバイオテクノロジー」に書くつもりは全くありませんでした。
なんでバイオテクノロジーのブログにわけのわからんタイトルの本が出てくるかというと、個人的に古田さんがいろんな意味で好きだというのもありますが、東日流外三郡誌にはダーウィンやら進化論やら宇宙論やらいっぱい自然科学系の話も出てくるからです。ニセ科学にも通じています。
この「幻の寛政原本」にも宇宙の歴史や進化論と思われる話題が出てきます。
「幻の寛政原本」にまでこの手の話が載ってとは思ってなかったので、それを読んでしまったからには、これはネタにしなくては、と思い立ち、このようなブログを書いている次第です。


そもそも東日流外三郡誌がどんな本かというのは、後々書くとして、まずこの5,250円もした「幻の寛政原本」本の話題から。
寛政といえば、江戸時代で、1789年から1800年までの期間。

チャールズ・ダーウィンが「種の起原」(あるいは「種の起源」)の初版を出版したのは1859年。
ダーウィンが生まれたのは1809年です。
ところが、寛政年間に書かれたといわれる古文書にダーウィンの進化論の講義を受けたというが出てくるから面白じゃないですか。


さて、「幻の寛政原本」本ですが、冒頭でいきなり、

『「わたしは本を持っている。」そう言う人があるならば、その本の中に不可欠の一書がある。それが本書だ』

ということで、ものすごい意気込みです。


この本は出る出ると言いながらなかなか出ず、その間、

「なかった 真実の歴史学 第三号」
ミネルヴァ書房・2007年05月30日初版第1刷



「なかった 真実の歴史学 第四号」
ミネルヴァ書房・2008年02月10日初版第1刷



「古代に真実を求めて 古田史学論集 (第11集) 」
明石書店・2008年03月31日初版第1刷

などで思わせぶりに宣伝されていました。

C14年代測定がなされたというウワサもあって、わずか200年強前の本をどうやって鑑定したんだろうかと期待していましたが、残念ながらC14のデータは載せてありませんでした。
ホントに残念。


今回、寛政原本は五種類「出現」したそうで、それを撮影した写真が載っています。
(白黒なので、「なかった第三号」のカラー写真の迫力には負けます)
第一資料から第五資料です。

一見してわかることですが、第一資料だけ異質です。
内容がこれまでの東日流外三郡誌と全く異なります。
百科事典なのだから何でもありなのだそうですが、、、
東日流外三郡誌と書いた表紙が一応ある。
(「なかった第三号」のカラー写真の4枚目)
でも、この表紙と本文の筆跡は全く異なります。
表紙は例の見慣れた筆跡で、本文は達筆です。


第二資料から第五資料は、おなじみの文書です。
なんか安心してみられます。
古い友人に久しぶりに出会ったような気にさせてくれます。
シロウトが見ても、これまでのいろんな書籍で見慣れた明治以降、おそらく昭和に書かれたと言われている資料(つまり和田氏の作品)と同じ系統の文書にみえます。


東日流外三郡誌が何か知らない人にとっては、ここまでの話がさっぱりわからないでしょうが、簡単に言えば、この古書群は和田氏(1999年没)により発見された膨大な書籍群で、記紀を基本とした古代史を根底からひっくり返す内容が書かれているのですが、これは筆跡から見て発見者の和田氏自身が書いた偽書だろうという説が有力です。
真書だといっているのは、古田さんとその一派ぐらいだそうですが、他にもいるのでしょう。
その真書派にとって都合のいい寛政原本(つまり昭和生まれの和田氏の作ではない)が今回「出現」したわけです。
「出現」した寛政原本がホンモノなら、和田氏の筆跡と違うはずです。


オンブックの該当ページに本書の目次として

 「寛政原本の筆跡 対比史料」

というのがありました。
どんな史料かとすごい期待したのですが、なんと和田氏から古田さん宛に出したゆうパックの伝票写真でした。
この伝票を和田氏本人が書いたという証拠があるんだろうか?
これでどうやって和田偽作説を論破するつもりなんだろうか?

「対比史料」というコトバをこういう風に使うと言うことがわかって大変有意義です。

(p71には和田氏の筆跡を検証するための資料があるように書いてあるのですが、p77の記述と併せて、「対比史料」の中に残念ながら私に届いた本には和田氏自筆の資料が欠落しているようです)


第五資料にある自然科学系の記述について考察したいのですが、それはまた次回と言うことで。
この第五資料について古田さんは

『「江戸時代の日本人の宇宙論」として、抜群の輝きを放っている』
『現代においても、世界に通用すべき「無比の宇宙論」の一つに属する』
『「宇宙論」であると共に、卓越した「宗教論」そして「宗教成立論」の一端を内包している』

と言っておられます。
確かに、とてもダーウィン以前の人が書いた文章とは思えません。


ちなみに、私が所蔵にしている東日流関連の書籍は次のページの上から2/3あたりにリストしてあります。
(表示に時間がかかります)
http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/books.xls

分類 小分類
======
社会 古田
社会 東日流
社会 偽書

次の「と学会」関連の本も参照しました。

自然 疑似
社会 と


「幻の寛政原本」のl冒頭で述べられているとおり、この一書を蔵書リストに加えさせていただきました。



やさしいバイオテクノロジー 血液型や遺伝子組換え食品の真実を知る (サイエンス・アイ新書)
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2012/09/13 01:09
東日流外三郡誌騒動と「トンデモ本の世界X」
「邪馬台国はなかった」で著名な古田武彦氏の復刻版がミネルヴァ書房から出続けています。当初は大学生協の書籍部にも置いてあったのですが、7巻から消えました。 古田氏の初期の本は楽しく読めますから、復刻を喜び、買い始めました。その中でも秀逸は「東日流外三郡誌」を扱った「真実の東北王朝」でしょう。 今回は、この本を俎上に載せます。 これは、4年前に書いた次のエントリーの続きにもなります。 4年越しの「その2」です。 ○祝!「幻の寛政原本」発見 東日流[内・外]三郡誌 その1 http:... ...続きを見る
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2012/09/14 02:50

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
東日流[内・外]三軍誌 ですか---
猫に小判、馬の耳に念仏。
宝の価値を判らないところが誠に面白い。
笑えるブログですね。
立木観音
2009/03/17 20:25
まあ、たしかにお宝には違いないです。
和田喜八郎氏の筆が一番乗っている頃の作品のようですからね。
http://www8.ocn.ne.jp/~douji/kanseigenpon.htm

和田氏の晩年はテレビで放送されたり、新聞や雑誌で騒がれた内容が、間をおかずに「古文書」に出てくるという粗製乱造ぶりでしたから、その時期のものに比べると比較的丁寧な作りです。
原田 実
2009/07/14 18:07
「鰯の頭も信心から」
公開も精査もされていない何かが書かれているらしい紙の束を「価値ある宝」と妄信する。
笑えるコメントですね。
クマさんのパパ
2009/09/13 09:43
和田さんの本がこんなことになっていたんですね。懐かしい。
古田さんも亡くなったし、東日流は遠くなりにけりです。
その後、動きはなさそうですけど、和田さんがその後半生、三郡誌のお陰でどのくらい儲かっていたのか、非常に気になります。

こちらのコメントに記されている、原田実さんは、いつかラジオで「江戸しぐさ」の否定をしていた方ですね?その際は、大変参考になりました。東日流…の批判もしていらしたようで、その経験も生きたのでしょうか。分かりやすかったですし、印象に残りました。
qingbaliu
2016/05/08 14:26

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