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<<   作成日時 : 2007/03/17 09:58   >>

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科学用語の使い方からニセ科学を考えてみると、ある程度の法則が見えてきます。
ここでちょっとまとめておきます。
最初に断っておきますが、ある程度の法則があると言っても、この法則によって、ニセ科学を断罪したりニセ科学を判定したりするものではありません。
例外がかなりあるためです。
かつては科学だと思われていたものがニセ科学になったものもありますし、とことん突き詰めれば、すべての先端科学はニセ科学になってしまいます。

今まで取りあげた話題は次の通りです。
遺伝子組換え 遺伝子組み換え 遺伝子組み替え
核移植 核を移植するものと細胞融合
酵素 エンザイム 酵素液 酵素風呂
コラーゲン ゼラチン コラーゲンペプチド
自然免疫 免疫力 自己免疫力
放射線 放射性物質 放射能
波動
フォトン フォトンベルト

科学というのは条件付きの説明に過ぎません。
その説明するのに言葉が必要です。
したがって、言葉を正しく使わないと説明がおかしくなります。

正しい言葉というのは、本当の真理を語っているという意味ではありません。
以前、科学で真理は分からないといいました。
本当のところは実際わかりません。
でも、真理でなくても、共通の了解事項という点での理解というのはあります。
先人と培った理解により築き上げられた言葉があります。
それが本当かどうかはともかく、科学というのはとりあえず、そこから始まるものです。
先人の使っている言葉をまず理解し、それに対して、新しい考え方、解釈を加えていくもが科学でしょう。

ニセ科学は、いきなり先人の使っている言葉を無視します。
無視し、新しい意味を持たせます。
同じものであっても違うといい、違うものを同じだといい、全く違う意味を持たせたりします。
そこから出発しているので、その正しくない言葉を使った理論をいくら築いていっても科学にはなれません。
科学は正しい言葉を使います。
何度も書きますが、ここで正しいと言っているのは、真理であるという意味ではなく、ある時にはひっくり返るかも知れないが、共通の理解という意味です。

ニセ科学を愛する精神も否定しません。
私も、ニセ科学が大好きです。
大好きだからこそ、ニセ科学の本をたくさん読みます。本当に楽しいからです。

遺伝子組換え食品、コラーゲン、酵素、免疫力、波動、フォトンベルト、放射能などの言葉について、いろいろなダメ出しをしました。

これらは、知っていて楽しんでいる人も多いでしょうが、知らないで、訳のわからないうちに被害を受けている人もいるでしょう。
ニセ科学を楽しんでいるうちはいいでしょうが、ニセ科学に騙され、経済的、身体的に何かしらの被害が生じるようであれば、それは、楽しむというレベルを超えてしまいます。

血液型性格判断では、血液型は生まれながらにして決まっています。生まれながらに決まっていることをもって、例えばある血液型の人に対して、悪いイメージを植え付け、いじめや差別の対象にするのは、やはり良くないでしょう。
学校教育でクラス分けに参考にしたり、就職のときに差別したり、多くの場面で差別の対象になるのは、生まれながらにして決まっている性別などによる差別がいけないのと同様、血液型によって差別するのはいいことではないでしょう。
たとえ、血液型による性格分類が正しいのであってもです。
現時点では、血液型による性格判断は科学的に説明することはできません。
その証拠がないからです。
急いで何度も補足しますが、血液型と性格とは関係がないと断定しているのではありません。この部分だけ読んで誤解する人がいるので、念のため。

遺伝子組換え食品のニセ科学により、多くの被害があります。
一番困るのは、健全な研究が完全にストップしてしまうことです。
ある県知事は、遺伝子組換え研究に予算を出さず、遺伝子組換え研究をしていないとを誇りにしています。
こうなると、ニセ科学による立派な被害でしょう。

健康にかんするニセ科学は、一番切実かも知れません。
患者やその周りの人による判断により、医療を中断し、ニセ科学に走ったあげく、病状が悪化するというのは、立派な被害でしょう。
素人が誤った判断をしたのが悪いと言ってしまえばそれまでですが、それでも、その誤った判断をするきっかけになったニセ科学がなければ、ニセ科学に走ることはなかったはずです。
もちろん、ニセ科学に走った原因に通常医療による不信もあるでしょうから、通常医療のほうに責任がある場合もあるでしょう。

では、ニセ科学はどうやって見抜けばいいのでしょうか。
ニセ科学とはこうだ、と言う簡単な定義は残念ながらできません。したがって、簡単な対策もありません。
でも、ニセ科学には特徴があります。その特徴を正しく認識し、ある程度の判定ができれば、ニセ科学対策ができるかも知れません。

まず、いろいろな具体例で見てきたように、ニセ科学は科学用語・言葉を無視します。
既存の言葉に新しい意味を持たせたりし、そのニセ科学用語を使って説明します。


ニセ科学には論理の飛躍があります。
各論 だから 総論
総論 だから 各論
「だから」の前後に関連がなくても、無理やり結びつけて説明します。
「だから」の前あるいは後ろの部分をそれぞれ独立して説明します。
説明にはニセ科学用語を使いますが、時には科学用語も使って、その科学的説明が正確なときもあります。
「だから」の前後につながりが無いのにあるように見せかけるテクニックには、目を見はるものもあります。
そして、短いフレーズで断定的にわかりやすい結論を述べます。


さらに、上記のニセ科学用語を使った飛躍した論理を補強するために、次のような説明学わかります。

体験談を紹介する。
実験と称して実験もどきを紹介する。
学会発表されたといって権威付けする。


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