第8回(平成19年度)

・教科書 「第1章 1-4 ミクロな生物学 具体的な遺伝子の構造」
チトクロームC遺伝子の構造
分子生物学的な系統樹

参考書籍の紹介:
・篠田謙一著「日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造」
 (NHKブックス・2007年02月刊)
 日本人の起原。

・秋篠宮文仁編著「鶏と人 民族生物学の視点から」
 (小学館・2000年06月刊)
 教科書にも紹介している。
 家禽の起原。分子生物学的手法を用いて、ニワトリを飼い始めた地域と時期を推定。
 現存するニワトリのミトコンドリアゲノムを利用して推定している。
 また、ニワトリの起源を文化的な視点からも考察している。

・木寺良三写真、石原美紀子監「ドッグ・セレクションベスト200
 見て楽しい、読んで役立つ世界の犬種図鑑」
 (日本文芸社・2007年01月刊)
 犬の多様性。人間の興味、好奇心、身勝手さの結晶。

・リチャード・ドーキンス著、垂水雄二訳
 「祖先の物語 ドーキンスの生命史 上」(小学館・2006年刊)
・リチャード・ドーキンス著、垂水雄二訳
 「祖先の物語 ドーキンスの生命史 下」(小学館・2006年刊)
 地球上の生物の歴史を、現存する人からさかのぼることで進化を語る壮大な物語。
 ポイントごとに豊富なエピソードが語られていておもしろい。
 ちょっと高い。

・リチャード・ドーキンス著、垂水雄二訳「神は妄想である 宗教との決別」
 (早川書房・2007年05月)(授業では紹介できなかった)
 ドーキンスの最新刊。神の存在をとことん否定する。
 途中にちりばめられた最新のドーキンス進化論も楽しめる。
 日本人にはなじみが薄いが、アメリカ人の信心深さには驚嘆するはず。
 親が子に同じ宗派の洗礼を受けさせることを犯罪的な行為と糾弾している。
 はたして、信仰心篤い人から宗教の呪縛をとくことができるか。


最近の話題:
DNAの二重らせん構造の発見者の一人、ワトソン博士のゲノムが公開される
 トホホな朝日新聞記事の紹介(ワトソン博士の写真を故クリック博士と間違える)

間違えられてしまったクリックの書籍として、
 クリック著、中原英臣、佐川峻訳「DNAに魂はあるか 驚異の仮説」(講談社・1995年)紹介
 セントラルドグマの提唱者として紹介


前期中間試験の解説

具体的な遺伝子の構造
 チトクロームC遺伝子を例にして解説
 遺伝子の塩基配列の表記方法
 転写:エキソンとイントロン スプライシング
 翻訳:翻訳開始と翻訳終止 翻訳領域と非翻訳領域

アミノ酸配列から分子生物学的な進化の系統樹を探る
 チトクロームCタンパク質のアミノ酸配列の比較
 全アミノ酸配列の判明している生物種から63生物種(ヒトから酵母、ミドリムシまで)を選び、 そのアミノ酸配列のマルチアライメントズをパネルにして持参

進化とは何か

突然変異と中立説

あたらしい生物種の起源
 人類
  参考:
   ネアンデルタール人の一部の塩基配列
 イヌ オオカミとイヌの遺伝情報の比較
 ニワトリ
  参考:
   全ゲノム情報
   チンパンジー
   アカゲザル 2007年04月
   フクロネズミ 2007年05月(有袋類)
   メダカ 2007年06月

・次回の講義予定
教科書 「第1章 1-4 ミクロな生物学 具体的な遺伝子の構造」
鎌状赤血球症の発症メカニズム
遺伝病の仕組み 優性遺伝と劣性遺伝


やさしいバイオテクノロジー 血液型や遺伝子組換え食品の真実を知る (サイエンス・アイ新書)

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