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zoom RSS 「神様が宿る家」いろいろ

<<   作成日時 : 2013/04/21 03:02   >>

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建築業界がおもしろい。
以前、「生体エネルギー」という奇妙な話題を紹介しましたけど、
今回はその続きです。
相変わらず売れているようで、生体エネルギー住宅も続々と建っているらしい。
○生体エネルギー 何でもありのすばらしいエネルギーらしい
http://yoshibero.at.webry.info/201101/article_14.html
キーワードは「生体エネルギー」と「神様が宿る家」です。
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「医師が薦める本物の健康住宅」ということで、
どんな根拠があるのか、普通なら興味がわくでしょう。
残念ながら、そのタイトルの内容の記述は少なく、
ほとんどは普通の住宅本と変わりません。

このグループによる家造りにこだわりがあり、それは傾聴に値します。
仮設トイレ、駐車場、室内やバルコニーの養生、整理整頓などなど、
職人力の話はなかなか興味深い。
そのこだわりが伝わってきます。

ただ、風水やら気功やらが出てくるところがちょっと異色。

かんじんの医師は2名です。
その談話が載っています。

「波動」「気」「場のエネルギー」など、この手の話が全開です。
類は友を呼びますから、無農薬も大絶賛です。
医者じゃなくてもいいような話です。

しかし、これら医師が何を訴えたいのか、何がどう素晴らしいのか、
残念ながら頭の悪い私にはわかりませんでした。

生体エネルギーに関しては、それを応用した技術があるとか、
それが入った接着剤があるとか書いてある程度で、
残念ながら「理論的」な説明もありません。

わずかに書いてある話のほとんどは、この後に紹介する単行本にも書いてあります。

それ以外は、おきまりの「トリプル断熱」「有害化学物質」「電磁波」の話ばかりです。


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多くの人にとっては一生で一度の大きな買い物なのに、
うさんくさい族の巣窟だという話は参考になります。
ダマされないようにしましょう、こんな業者はダメですよ
というアドバイスはよくわかります。


しかし、「神様の宿る家」の話になると、様子が変わります。


とにかく、あらゆる「断定」が心地よい。

2011年3月11日の地震に関して、
過去15年ほどの間に建てた一万棟以上のダブル断熱、トリプル断熱住宅の被災状況を確認してもらったところ、損壊は一切ありませんでした


「一万棟以上」がどこの家なのか、「損壊」が何を意味しているのかわかりませんし、津波にも耐えたのかどうかもわかりませんが、この断定は素晴らしい。この自信から、

野田とか橋下とか、民主とか自民とか、チッポケな争いは、本当にもうどうでもいいのです。この国の政治家や官僚には、真のリーダーとしての心を持って欲しいものです。


と鼻息が荒い。

とある新興宗教の教祖様が、大津波は信者のいないところばかり襲い、信者の少ないところに来た津波も信者の家を避けるように通ったので、ひとりも被害者がいなかったと断言していたのを思い出しました。

「神様の宿る家」は、このように災害に強いだけでなく、
健康的な住宅でもあるらしい。




「生体エネルギー」の専門家としての意見を聞いてみましょう。

生体エネルギー住宅

生体エネルギー住宅については以前のエントリーでも意味不明だと書いたのですけど、残念ながら、この新しい本でも同様で、このエネルギーが何者なのかの説明は書いてありません。

なので、具体的にどんなエネルギーなのか、資材にどのように使われているのかなど、隅々まで読んでも全くわかりません。

それらしいことが書いてある場所でも、具体的になんなのか、通常の化学や物理の言葉を使えばどう説明できるのかは、さっぱりわかりません。


書いてあるのは結果としてどんなに素晴らしいかということと、それに対する大変おもしろい解説だけです。
生体エネルギー住宅では、次の7つの現象が起こるそうです(p226)。

においがない
ホコリがない
カビがはえない
油汚れがない
外壁が汚れない
嫌気的な虫が寄りつかない
鉄が錆びにくい


スゴイでしょ。
断定が心地よい。

弱いとか少ないとか付きにくいとかではありません。全部断定です。

この5年間で延べ5千棟にも及ぶ生体エネルギー住宅を建てられましたが、「大変満足している」とお誉めの言葉はいただいても、7つの現象に対してクレームは一つもありません。


すばらしい!
でもちょっと弱気が?
「クレームはない」だけで、7つの断定的な現象の例外が全くない、というわけではない。もしかしたら、ニオイがあったり、ホコリがしたり、カビが生えたり、油汚れあったり、錆びたりした家もあるのかもしれません。
そこんところは断定していません。

身近な生体エネルギーを使って建てられた家を見てみると・・・・・
外壁・・・・錆び・・・・これは書くのをよしましょう。

なんで7つの現象が起こるのか。
取りあえず説明してあります。


においがない

自然界に存在する力をロジカルに分析して、水や鉱物に、そのエネルギーを示す情報を入れた

ことにより、においが分解されてなくなるんだそうです。
その「ロジカルに分析」してわかった事実や「情報」がなんだかわかりませんし、どうやってその情報を入れるのかもわかりません。
とにかく、このような説明ばかりです。

生体エネルギー技術を応用した浄水器でろ過した水を排水口に流すと、工業廃水の油も分解してしまいます

と言うほど、恐ろしい威力を発揮してくれます。
実用化しているんだろうか?
市の浄水施設で使われているんでしょうか?

活性酸素とは、酸素となんかの物質が万有引力などの力で引き寄せられ、くっつくことで化学反応をおこし、発生するものです。


「万有引力」って。
えぇ? ここで化学反応??

においは、酸素と酸素以外の物質の結合により発生します。つまり、活性酸素です。


盛んに出てくる「活性酸素」の定義です。
おわかりの通り、とにかく通常の科学用語とは違う定義ばかりです。

密閉された缶に入れたガソリンを家のなかに持ち込み、その蓋を開けると、空気が入り込み、酸素分子とガソリンの分子とが結合して、活性酸素となり、ガソリン臭が家のなかに充満してしまうのです。しかし、生体エネルギーの家では、こうしたにおいも分解してしまいます。


是非試してみたいものです。
ガソリン臭を分解してくれるんだから、他のどんなニオイもKOK?
どうやら、いやなにおいは分解してくれ、いいにおい分解しないらしい。
ガソリンのなかには揮発性化合物は含まれていないらしい。

この手の本によく登場する「波動」。
これも科学用語はありません。
分子の振動のことらしい。

倍率の高い電子顕微鏡で鉄の表面をのぞいてみると、鉄の分子が振動しているのが見えます。このように、物体の分子から出る「振動(波動)」を分析し、「情報」としてとらえ、資材に取り込むのです。


いつのまにか電子顕微鏡が発達していたらしい。
好んで使われる「波動」の正体は?


ほこりがない

においと同じく、「引き離す情報」とやらが働いて、電磁波がホコリを引き離してくれるそうです。
都合よく、いらないホコリは引き離してくれるらしい。
普通の家の電磁波はホコリを引き寄せるらしい。
その違いが、使っている生体エネルギーが原因らしいが、
何がどう違うかさっぱりわかりません。

人間からも電磁波は出ていますが、ホコリは引き寄せません。自然の石や植物もそうです。エネルギーの高い石や木の葉っぱは、屋根もないのに、百年たっても、千年たっても、その表面には汚れがつきません。それは、石や木に汚れを引き離す力があるからです。


どうやら、木の葉っぱは汚れやらホコリやらを認識してそれらを引き離し、植物にとって有用な物質は引き寄せるという、非常に賢い生きもののようです。
なんでもかんでも引き離していたら大変ですよね?


カビが生えない

カビは胞子が結合して湿気の多いところに付着し繁殖させる
カビの胞子は空気中に浮遊するホコリのなかに存在する
家から「引き離す情報」により、ホコリ同士は結合しない
よって、カビの胞子はそのまま浮遊し、カビにならない


素晴らしい理論です。
いつの間にか、カビの生態が変化していたらしい。
勉強不足でした。タメになるわぁ。



延々とこの手の話が続きます。
「引き離す情報」や「活性酸素」などで突っ走っています。
この手の話が好きな人は、時間を忘れて未知の世界へトリップできる思います。
残りは読んでのお楽しみ。

人体にとって活性酸素が必要なことは夢にも思っていないらしい。
そんな力が働くのなら、某メーカーのプラズマクラスターイオンの説明なんかと同じで、そんな環境ならそもそも人そのものが生きていけんでしょう、というのも考えられないらしい。
○プラズマクラスターイオンで新型インフルエンザをやっつけよう!?
http://yoshibero.at.webry.info/200905/article_17.html

とにかく、注目する「力」は、説明したい現象にだけつごうよく働いてくれるらしい。




建築関係の本
今回登場した本の親戚が、意外なことにたくさんあります。
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