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zoom RSS 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んで

<<   作成日時 : 2013/04/15 01:32   >>

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2013年04月12日に発売となった村上春樹氏の新作。
発売前から色々と宣伝は読みましたけど、
前回の「1Q84」より社会的な盛り上がりに欠けるような気がしました。
出版社としてはノーベル文学賞受賞後の新作、
と言うシナリオだったのかもしれません。
でも、50万部という数字は、バケモンです。
発売日の午前0時に書店で行列ができたなど、
そこそこニュースを目にしました。


色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
文藝春秋
2013-04-12
村上 春樹

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2013年04月14日の朝日新聞朝刊(といっても広島には朝刊しかない)の書評欄に早速この本が取り上げられています。

ヒドイ内容です。

発売前まで本のタイトルは明かされていたけど、内容は秘密だったということですが、発売後とはいえ、2日後の時点でここまで内容を暴露していいのかなと疑問い思いました。
この日曜日に読もうと思っていて、本好きの人なら日曜日朝刊の書評欄はチェックするでしょうし(私はいじりネタがない探すために読みますが)、ついつい読んでしまって後悔した人もいるのでは?

本書のタイトルに「色彩を持たない」と「彼の巡礼の年」がでてきます。
そのどちらも謎に満ちたコトバですが、朝日書評では具体的にあっさり書いています。
「色彩」も「巡礼」も魅力的なテーマだと思うんだけどなぁ。
さらに、「多崎つくる」という名前にまで触れ、主人公の心の動きまで明かされています。
これでいいのか?




元々この本を買う気はなかったのですけど、発売日の翌日、小さな書店に行くと、まだ売れ残っている本が2冊ありました。
その頃(今でも)amazonでは品切れでした。

前回の「1Q84」の時も、買う気がなかったのに、大型書店で大量に売れ残っていて、ついつい買ってしまいました。

○1Q84 と 青豆 と 邪魅の雫
http://yoshibero.at.webry.info/200907/article_14.html

画像





で、早速読んでみると、、、

文章がわかりやすく、すんなり読めます。あっという間に読了です。
繰り返し同じことが書かれていますから、それほどきちんと確認しなくても読み進むことができます。
普通の小説なら、この説明はパスだろう、と思うところでも、語る人や受ける人が変わるたびに説明が繰り返されますから、まぁ苦労する必要がない。
親切な内容です。

しかし、4名ほど、意味不明の男が出てきます。
結局何だったんだろう?

「1Q84」は謎が多く、当初発売の1と2だけでは未完でしたから、それなりに引っ張れる話題がありました。社会的な関心も高かったと思います。
今回は一応完結していますから、どこまで話題が続くのでしょうか?




科学用語らしいのがちりばめられています。
芸術的に何か意味があるんでしょうが、
私にはさっぱりわかりませんでした。

一番意味不明だったのは「優性遺伝」。
物語の本質には触れませんので、ちょっと引用します。

ある特殊な形質の人が登場するのですが、それを説明するのに「優性遺伝」が出てきます。
「優性」の語感から優先して、あるいは優勢に遺伝するというように誤解している人の話が出てくるのですが、それは元々誤解している人の話なのでいいとして、問題はそれなりに理解している人(大学で遺伝学の講義を選択したという人)の説明まで意味不明なのはちょっとマズイのでは。

それなりに知っている登場人物

奇病と呼ばれる疾患の中には、遺伝子的に優性遺伝するものも少なからずありますが、そのような疾患が広く一般的なものになっているかというと、そんなことはありません。それらは、多くの場合、ありがたいことに一定数で堰き止められ、奇病のままい留まっています。優性遺伝というのはあくまで、傾向帆布の要素のひとつに過ぎないからです。


「遺伝」と「遺伝子」や「優性・劣性」、「優性遺伝子」「優性形質」「優性遺伝」などなど、それなりに使い分けないと、意味不明になっちゃいます。

その後、「適者生存」「自然淘汰」などの用語も全く意味不明の状態で出てきます。それなら、説明しなかったらよかったのにと思いましたけど、編集者もちょっとコメントしたほうがよかったのでは?


それと、おそらく普通の日本人と思われる女性とおそらく純粋な北欧人と思われるカップルから「金髪の娘」が生まれれています。大丈夫?



最後の方に通勤お話が出てきます。
都会の人は通勤に1日2、3時間かかるのはざら。
この時間の有益性について、主人公の感想が述べられています。
どっちかっていると否定的なんですが、実際にはどうなんでしょう?
私の場合、小学校以来、学校や職場へ通った11カ所の通学・通勤時間で一番長かったのが2カ所の小学校で、それを除けば、15分を超えることはないため、実感がわきません。
しかし、書かれているほど無益な時間ではないと思います。

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