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zoom RSS ペットが死ぬとき 賢馬ハンス

<<   作成日時 : 2012/09/02 01:53   >>

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「ペットが死ぬとき」
先のエントリーで、犬の話が出てきましたので、ちょっと古い本ですけど、楽しいペットの本を紹介します。
○犬はあなたをこう見ている 最新の動物行動学でわかる犬の心理
http://yoshibero.at.webry.info/201209/article_1.html
シルバーバーチという霊がいます。ある霊媒を通じてのみ登場する古代の霊で、その霊が語った言葉の多くは本になっています。
今回登場するのは、その霊媒の婦人が書かれた本で、霊媒の本も訳している訳者が編集しています。
この訳者、原著をそのまま訳すことは滅多になく、今回の本でも原著の原形は留めていなさそうです。なので、この婦人がどのように書いた本なのかわからないのですが、おもしろいエピソード満載ですし、夫の霊媒が語った部分にも楽しいことが書かれています。
「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」は誰の文章かと聞くと「シェークスピア」と答える犬の話と、動物霊、特に犬の霊にかんする話を紹介します。

ペットが死ぬとき―誰も教えなかった別れの意味
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人間は死んでも魂は生き続ける、永遠の生命があるとする思想は、一部の人にとっては真実だそうです。
このお話の中に、人間だけでなく動物だって同じように魂があり死後の世界があり死後の生活があるという人たちまでいます。
そればかりか、人の霊と動物の霊はお互いに行き来し、転生するときに入れ替わったりするそうです。

なぜかって? 人間は動物から進化したんでしょ。人間にだけ死後の世界があり、転生するのはおかしいじゃん。動物にだってあって当然でしょ。ってことです。「進化」をもちだして、一応科学的な装い。

こう言い張る人たちの特長の一つに、これらのことは科学的にも確実だという主張です。
ところが、その主張を聞いてみると、単に科学者だった人がそう言っているだけというのがほとんどです。内容が科学的なのではなく、科学的に検証したわけでもなく、単に科学者だった人がそんなこことも言ってるよ、って話がほとんどです。

この本にも、この手の話がいっぱい出てきます。




思考力を持った犬の話が出てきます。科学者のお墨付きだそうです。
高尚な哲学的「会話」ができ、知識も豊富なんだそうです。
計算も速く、確認にきた教授より犬の方が速くて正確だったそうです。
冒頭に書いたように「シェークスピア」も読んでいるらしい。

ところが、どんな形で「会話」したのか、さっぱりわかりません。
イヌは吠えるか足でどこかを指すかどちらかでしょう。
まさか、右回り、左回りってことはないと思う。三回回ってワン!!

これではマズイと思ったのか、出しゃばりの訳者は次のように注釈を入れています。

「イエス」の時は三度、「ノー」の時は二度というモールス信号のような方法

吠えただけでしょう。
これで高度な計算や「シェークスピア」の問答もやったらしい。

この話を聞いて多くの人は「賢馬ハンス」を思い出すでしょう。

例えば、「3+2は?」って聞くと、馬は5回足をならし、とめます。
全て足をならす回数で解答する馬です。

この話を今でも信じきっている人もいますけど、次の本に書いてあるように、特殊な能力を持っているのは確かですけど、単に飼い主や周りの人の顔色をみているだけの馬です。
それだってたいした能力だとは思いますけど、先の「シェークスピア」犬も似たようなものかもしれません。


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この馬の場合、飼い主が意図的に合図を出していたわけではなく(飼い主は本気で計算していたと思っていた)、馬が足をならしている間飼い主の顔色を見ていて、5回ならすと飼い主の表情が無意識に変わり、それを馬が認識して足をならすのを止めた、というのが真相のようです。

飼い主が答えを知らない質問には正確に答えられませんし、飼い主がいないところでも正解率が悪い。それでもそこそこ正解するのは、飼い主以外の人の表情も読み取っているから。

それがわかれば、人がいないところでも答えが出せるのか、静止画を見せて答えるように合図だけだしたり、目隠ししたり、いろんな方法で検証することができます。

この「シェークスピア」犬がどんな方法で答えたのかわからないだけでなく、「科学者や大学教授、心理学者達による調査」がどのようなものだったのかも書かれていません(っていうか、大学教授など権威もどきを出して内容にはくを付けたがるところが、もうニセ科学そのもの)。


似たような話が警察の取調室における容疑者の供述にも見られます。

捜査員「むしゃくしゃしてやったんだな」
容疑者「はい」

これで、新聞には、容疑者Aは「むしゃくしゃしてやった」と容疑を認めている、という記事が載ります。
容疑者が「むしゃくしゃしてやった」とは一言も言っていないにもかかわらず(普通、そんなフレーズ使わんと思うけどなぁ)。

このように犯行の動機はパターン化されていているという都市伝説があります。
「つい魔が差してやりました」とか。
容疑者の動機告白には3パターンほどしかかないらしい。


おそらく、「3+2は?」 「5だな?」・・・「ワンワン(イエス)」で、
犬は3+2は5だと答えた、という話になるのでしょう。


そんなわけですから、それ以外の数々のエピソードも似たようなものでしょう。でも、お話としてはすごくおもしろい。見いだされたとする理論なるものも、楽しめます。




14章にシルバーバーチの話が挿入されています。
そもそもシルバーバーチが何もなのかという解説が、ご丁寧にも挿入されています。
シルバーバーチ本を読んでいる人には目新しいことは全く書いてありません。単なる再録です。しかし、動物関係の問答がまとめてありますので、便利です。

人の魂に対し、動物には類魂があるらしい。類魂は1回しかこの世に生まれませんが、飼い主と一緒に死んだばあいは、霊界でも一緒だそうです。ペットが先に死ぬとややこしい。

また、シルバーバーチは進化の話と絡めながら動物や人間の生まれ変わり、霊界の話をしてくれます。
おもしろい話満載なのですが、一つだけ引用しましょう。

動物で一番進化している類魂は何かというと、犬だそうです。
二番目が猫。

なぜ猿ではないのでしょう」と聞くと、
進化というのは一本道ではありません。かならず優等生と劣等生がいます

まぁ、この辺は言いたいことがわからんでもない。
むりやり好意的に見れば、まぁいいのか。

人間はたしかに猿から進化しましたが、

でましたね、猿から進化した人間。こう考える人は現代人だけではありません。なんと「三千年前に地上生活をしたことのある人物」(シルバーバーチのこと)も同じ考えだったのです。三千年の歴史があるんですねぇ。「猿から進化した人間」

その猿を犬が抜き去ったのです。その大きな理由は人間が犬を可愛がったからです

ということで犬や猫が猿より進化しているそうです。

質問者の「動物で一番進化しているのは何ですか」「犬の次に進化している動物は何ですか」という質問も含めて、洋の東西を問わず、進化の誤解は根強い(ちなみに、一番進化している動物は人間、というわけではありません。地球上に生きているすべての生物は等しく同じ時間進化しています。抜き去ったり、追い越されたり、一番、二番、というのはありません)。

○化石の分子生物学 現在生きている全ての生物は進化の産物であり、なれの果てだ
http://yoshibero.at.webry.info/201208/article_16.html

この霊(シルバーバーチ)は、動物実験の是非、聖書に動物がほとんど登場しない理由、食べ物やペットになる動物などに対し、わかりやすく丁寧に教えて下さいます。
シルバーバーチは三千年間地上に出たことがないそうですけど、現在の地上の様子をよくご存じです。ただ、残念なことに、未来を見通す力はなさそうです。


この霊は「神智学」の話もするので、質問者が「神智学の教えと同じですね」と聞くと怒り出します。そんなお茶目なところもあります。
(霊媒にとって図星なのでしょう。そういえば、日本の信者が激減してつぶれかかっているHSも神智学をパクッています。霊界から降りてきた霊が語っているわけではなく、霊媒が神智学のような本で得た知識を元にを霊媒が知っていることを語っているだけのようです)


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2012/09/15 03:38

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