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zoom RSS 世界妖怪協会公認「怪」 世界で唯一の妖怪マガジン

<<   作成日時 : 2012/09/13 01:08   >>

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妖怪や怪異の総合雑誌と言えば角川書店の「怪」でしょう。
妖怪に関わる多くの人たちが執筆しています。
先のエントリーに登場した小松和彦はもちろん、水木しげる、荒俣宏、
京極夏彦といったこの雑誌に深く関わっている大物から、妖怪話に良く登場するスゴイ執筆陣によって書かれています。
ルポ、小説、漫画、告知などあらゆるジャンルで「怪」が楽しめます。
タイトルにもあるように、世界妖怪協会公認で世界で唯一の妖怪マガジンです。

怪 vol.0036 62484‐44 (62484‐44)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-07-31
水木 しげる

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「怪」は1997年10月創刊で、現在2012年09月、36巻まで出ています。
不定期刊行で、現在年3巻のペースで出版されています。
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最新巻は「奥州」を特集しています。
「恐山」が二つの記事に出てきます。

妖怪嫌いのお坊さんがついに取材を許可したのかと喜びましたけど、
残念ながらそうではなさそうです。
○恐山 死と死者 妖怪
http://yoshibero.at.webry.info/201206/article_28.html

同じ記事に「山寺」も出ています。
こちらは行ったことがあるのですけど、残念ながら恐山はまだです。

奥州の「怪」と言えば、キリストにお釈迦さんにアラハバキに座敷童子。
イエス・キリストの墓があってキリスト祭りが行われたり、お釈迦さんの入滅の地があったり、エジプトのピラミッドより古いピラミッドがあったりと、なかなか楽しい地域です。

アラハバキはあまり有名じゃないかもしれません。
「東日流外三郡誌」という歴史書がありまして、その発見者自身が作者という偽書に登場する神さまです。なぜか遮光器土偶です。

本当なら東北地方の歴史を大幅に書き換えないといけないくらい壮大な歴史書です。反中央に根ざした夢のある話なのですけど、残念ながら発見者自身の筆跡で書かれています。

寛政年間の作とされていますが、誤字や文法上の誤りもたくさんあり、ダーウィン自身が生まれていないのに進化論もどきの講義を聞いたとする記事やビッグ・バン理論もどきを聞いたという記事など昭和になってから発見された知見も寛政年間の文献に書いてあるという楽しい本です。
○フランケンシュタインと生命科学 関連本01
http://yoshibero.at.webry.info/200810/article_7.html
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三内丸山遺跡が発見されると、その復元図と同じイラスト入りの文書も「発見」されています。発見者によれば、長持ち(和櫃)が天井裏から突然降ってきたことになっていますが、一度に全部公表されたわけではなく、新しい事件や発見があると、そのつど新しい文書が「発見」され、それは発見者が亡くなるまで続きました。

もちろん、そんな文書があったわけではなく、発見者がせっせと自作していたわけです。生前、好意的な研究者でも見ることができなかった自宅(文書の発見場所)が、死後、人手に渡って取り壊される前に公開され、古く見えるように細工するための工房が見つかっています。
さらに、大量の文書が入っていたとされる長持ちを置くスペースは天井裏にありませんでした。

偽書「東日流外三郡誌」事件 (新人物文庫 さ 1-1)
新人物往来社
斉藤 光政

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永らく写本しかなかったのですけど、寛政原本が見つかった(出現した)として、その写真集が出版されたのですけど、残念ながら発見者と同じ筆跡の文書か全く関係のない文書だけでした。
○祝!「幻の寛政原本」発見 東日流[内・外]三郡誌 その1
http://yoshibero.at.webry.info/200806/article_3.html

この話は面白いので、また別の機会に書きます。

まぁ、そういう楽しい話も書いてあると言うことで。
「怪」には民俗学的な分析が書いてあります)




「怪」には多くの連載小説もあり、そうそうたる執筆陣です。
現在一番おもしろい小説は京極夏彦の「虚実妖怪百物語」です。
登場人物は実在する人物ばかりなわけですが、もちろんフィクションです(ノンフィクションも雑じっているかも)。

はじめから妖怪が奇妙な形で登場します。
現在5回ですけど、毎回妖怪が出てきます。舞台は現在のはずです。
なので、京極堂も榎木津も出てきません。登場するのは「怪」の編集部の人たちや「怪」の執筆陣や京極さんの担当編集者などなどで、皆さん実名で、しかも何人か死にます。

京極さんには「豆腐小僧」という妖怪自身が登場人物で、物語自身が妖怪の学術的な解説になっている楽しい一連の小説があります。

「虚実妖怪百物語」は妖怪が奇妙な形で登場することで、多くの実在する登場人物の言動により、妖怪の学術的な位置づけが理解できるという奇異な小説です。

京極さんには「妖怪の宴、妖怪の函」という真面目な連載もあります。
別連載は単行本にもなっています。
大塚英志や多田克己の論説も興味深い。
今巻から大塚英志の新連載が始まっています。

小松和彦の自伝のような研究史も連載されておりこの分野で活躍する多くの人の論説、小説が楽しめます。

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東日流外三郡誌騒動と「トンデモ本の世界X」
「邪馬台国はなかった」で著名な古田武彦氏の復刻版がミネルヴァ書房から出続けています。当初は大学生協の書籍部にも置いてあったのですが、7巻から消えました。 古田氏の初期の本は楽しく読めますから、復刻を喜び、買い始めました。その中でも秀逸は「東日流外三郡誌」を扱った「真実の東北王朝」でしょう。 今回は、この本を俎上に載せます。 これは、4年前に書いた次のエントリーの続きにもなります。 4年越しの「その2」です。 ○祝!「幻の寛政原本」発見 東日流[内・外]三郡誌 その1 http:... ...続きを見る
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2012/09/14 02:51

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