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zoom RSS 「完全版 いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ」

<<   作成日時 : 2012/08/20 22:01   >>

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朝日新聞に連載されていた「いじめと君」が終わりました。
2012年07月半ばに始まり8月16日が最終回でした。
唐突に終わった感じです。
「いじめと君」
http://www.asahi.com/special/ijime/
今回は大津のいじめ事件を受けて企画されたもので
2006年にも同じような連載がありました。
「いじめられている君へ 2006年」
http://www.asahi.com/edu/ijime/

とりあえず現時点では、上記サイトから無料で全て読めるようになっています。

これに関連した本をいくつか紹介します。
画像


ちなみに、朝日新聞の2つの連載をまとめた単行本が出るそうです。
ちゃっかりしとるなぁ。
『完全版 いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ』
2012年09月20日発売予定。







今回の連載のほとんどは1面に載っていましたから、とりあえず紙面で全部読みました。
自分の経験を語ったものやら、自分の専門とする領域の言葉を使って解説するものまでいろいろ。

朝日新聞の「声」欄では、有名人の数少ない「成功例」を読まされても役に立たないという意見やら、それに賛同や反論する意見やらが載りました(賛同、反論は2012年08月20日)。

いろんな意見があるでしょうけど、最後は巨大なパンチでした。
小学6年生のタレントさん。バラエティ番組を見ないので、みたことないし、どんなキャラクターなのか全く知らないのですけど、今回の連載で一番の秀逸かもしれない。

その次は連載の一番最初かな。
ところが、次のまとめサイトにその記事がない。なぜだろう?
「いじめと君」
http://www.asahi.com/special/ijime/

元プロボクサーで世界王者だった人の話です。
ボクシングをやるきっかけなど語られていました。謙虚なのがよい。

最悪なのは、連載最後から二番目。これはいかんでしょう。
1ヶ月以上家出せよという無責任な話です。
団塊世代末期の人の体験談です。平成の今では通用しない話。
書く方も書く方だけど、これを載せる方もどうかしている。

このほか、上から目線の意見も反感を買うだけでしょう。

平成の同年代の意見が最後の1人だけ、というのも人選ミスかな。
探せば、個性豊かな同年代はいるだろうに。




この情勢を受け手でしょうけど、朝日新聞1面の書籍広告に
池田晶子氏の「14歳の君へ―どう考えどう生きるか」が載っていました。

14歳の君へ―どう考えどう生きるか
毎日新聞社
池田 晶子

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池田氏はもう亡くなられましたけど(2007年2月46歳の若さで)、この本はその前年2006年12月の刊行です。「あとがき」が2006年11月ですから、ガンで亡くなる数ヶ月前です。

毎日中学生新聞に2005年から翌年にかけて連載されたもので、この連載が終わってから朝日新聞の先代の「いじめられている君へ」の連載が始まっており、その連載中に単行本が出ています。
その時代の要請ですから、単行本の「まえがき」は「いじめ」に対する哲学的考察です。

「14歳の君へ」ってタイトルは、朝日の連載のタイトルを意識しているんだろうか?

まさに、問題の年代へ向けての本で、タイトル通り、「考える」「知る」ことの大切さを語っています。
これは氏の他の本にも共通する命題です。

いやいや、自分だって考えているんだ、と言う反論に対しても、バッサリと切り捨てます。
それは考えているんではなくて、悩んでいるだけだ。
悩んでも何も得るものはない。考えろ、と。

池田氏の論調にはクセがあり、好き嫌いが分かれると思います。
しかし、中学生にも何かしら得るものがあると思います。

ついでにいうと、今回の朝日新聞連載のトンデモさんには「悩む力」というベストセラーがあります。とことん、悩んで下さい。




似たような本がちょっと前の角川文庫にありました。

「いまを生きるための教室 死を想え」復刻版です。
この本にも池田晶子氏の「道徳」が載っています。
他にも養老孟司氏など計7名が書いています。

「死を想え」ってタイトルですが、死と関係なさそうなのも含まれています。
この本は手に入れやすいでしょう。中学生が対象です。

いまを生きるための教室 死を想え (角川文庫)
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-04-25
池田 晶子

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この本は別の出版社から1999年に出ています。
タイトルが「中学生の教科書」とあるように、中学生に読んでもらうための本で、読後感想文用の原稿用紙までついています(この記事の一番上の写真を見て下さい)。

中学生向けとはいえ、それぞれの論客が突っ込んだ話を書いています。
かなりご高齢の方がいらいっしゃいますけど、
池田氏以外存命中のようです。

中学生の教科書―死を想え
四谷ラウンド
島田 雅彦

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池田氏のよく似た内容の文章が「14歳からの哲学」に出てきます。
その「あとがき」に奇妙なことが書いてあります。

14歳からの哲学 考えるための教科書
トランスビュー
池田 晶子

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1999年に四谷ラウンド社より刊行の「中学生の教科書」収録の「道徳」の三篇を改稿したものですが、その後の事情により拙文は「寄稿」扱いとしたものであり、したがって、かの版元とはいっさい関係ありません

氏のエッセイを読むと、あちこちに編集者との軋轢が書かれていますから、結構いろんなところで喧嘩しておられたようです。これもどういう経緯か知りませんが、あまりよい話ではなさそうです。

この原稿をそっくり角川文庫で出すのは大丈夫なんだろうか? ご本人は亡くなられていますからどういう経緯でこの角川文庫が出たのかわかりませんけど、なんだかちょっぴり心配。亡くなられていますから、筆を入れずそのまま転載です。

「14歳の君へ」を読んでから「14歳からの哲学」を読むほうがわかりやすいでしょう(出版はその逆)。
池田哲学を知っていればどおってことはないのですけど(私は一応全ての単行本を読みました)、この手の正統派哲学になじめない人には「14歳からの哲学」も難しいでしょう。本をすすめる側(親や中学校の先生)がさっぱり理解出来ない本だと、子にすすめられませんからね。

ただ、神も魂も死も死後も「ない」世界ですから、「ある」と思っている人にはついていくのが大変だと思います。

それそれの本の感想は、長くなりそうなので、別の機会に。

以上、「受験の役には立ちませんが、人生の役には必ず役に立ちます」(「14歳の君へ」)っていう中学生向けの本でした。

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