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zoom RSS BSE対策としての全頭検査が復活するかも?

<<   作成日時 : 2009/08/03 02:10   >>

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先日、BSE関連のおもしろいメルマガを読みました。
食の機能と安全についての情報を毎週提供」しているサイトの
メルマガで
FoodScience/News】2009.7.29. Vol.296
に興味深い記事が載っています。
◆民主党のマニフェストでは、BSE対策の全頭検査に対する国庫補助金が復活
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/mail_itiran.jsp
(現時点ではまだ読めませんけど、7月5日頃に読めるはず)
民主党のマニフェストによると、
民主党は全頭検査を復活させたいそうです。




BSE問題について、このブログであれこれ書いています。
多くの日本人は「全頭検査」により「安全」が確保されている
と勘違いしています。
国産なら安全・安心、アメリカ産はできれば避けたいと。

ここでもなんどか書いていますし、多くのサイトで指摘されているように、
国際的な評価(国際獣疫事務局)では、
国産牛肉の安全性がアメリカ並みになったのはつい最近のことです
(2009年5月末)。

それまで、日本人や韓国人が嫌っているアメリカ産の方が
安全性が高く(「BSEリスクを管理している国」)、
日本はワンランク下(「BSEリスク管理が不明な国」)でした。

この原因の一つは、屠殺方法の不備でした。
方法がまずいとわかっていながら、改善するのにかなり時間がかかり、
いつまでたってもアメリカ並みにならなかったわけです。

「全頭検査」は評価されていません。
単なる検査ですから、当たり前ですね。




今年の1月の36例目以来、BSE患畜牛は見つかっていません。

日本におけるBSE確認状況をグラフにまとめています。
(すべてPDFファイル)

厚生労働省の
 「牛海綿状脳症(BSE)等に関するQ&A」
  http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html
  をもとに独自に表を作り、グラフ化しました。


○一覧表 確認年月日順一覧表
 http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/BSE_test0.pdf
○グラフ1 「生年月日順」グラフ、主な出来事付き
 http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/BSE_test.pdf
○グラフ2 「生年月日」と「と畜年月日」の関係
 http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/BSE_test2.pdf
○グラフ3 「生年月日」と「と畜時の月齢」の関係
 http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/BSE_test3.pdf

グラフ3を見ればわかるように、
画像

36例のBSE牛にはいろんな特徴があります。
生まれた年月が2グループに分類できること
肉骨粉飼料の製造・出荷が禁止されて以降に生まれた牛では、
特殊な1例を除いて見つかっていないこと
などです。

肉骨粉飼料の製造・出荷が禁止されたのは2001年10月ですので、
もう8年近くになります。
普通に肉として食べる牛で、
それ以前に生まれた牛はもう死んでほとんどいないでしょう。




全頭検査は「安心」の足しにはなるでしょうが、
その検査方法からわかるように、
「安全」を保証するものではありません。

そのまっとうな考えを持っていた食品安全委員会に民主党がかみつき、
不同意問題が発生したわけです。
そのことが冒頭の「記事」に書いてあり、
当事者へのインタビュー記事もリンクされています。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?hit_cnt=1735&kiji=3190




悲しいことに、7月27日に発表された民主党「マニフェスト」に、
記事にあるようなことが書いてあったわけです。
(後で引用します)

もっとも、この「マニフェスト」、正式なものではないらしい。
おもいっきり「マニフェスト」と書いてありますけど、
大阪府知事に突っ込みを入れられると、
あれこれ言い訳していて、ホンモノではないらしく、
公示日以降にホンモノが公表されるらしい。

朝日新聞なんか全面を使って紹介していたのに、
ホンモノではないとは。トホホな文書であったわけで、
ホンモノにどう書かれるのかわかりませんが、
偽物と同じだとちょっと問題です。


「ムダを省く」というのが民主党の一番の政策だったはずです。
ところが、わざわざ無駄遣いすることが書いてあるわけです。

7項目からなるマニフェスト政策各論の
4番目「地域 主権
の中の
32.食の安全・安心を確保する
に書いてありました。

「政策目的」が
○国民が安全な食料を、安心して食べられる仕組みをつくる。

これはいいでしょう。

その「具体策」のひとつに
○BSE対策としての全頭検査に対する国庫補助を復活し、また輸入牛肉の条件違反があった場合には、輸入の全面禁止等直ちに対応する。


考え直してほしいものです。


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