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<<   作成日時 : 2009/07/20 00:48   >>

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新聞広告に入っていた酵素サプリメントを購入しました。
過去、「酵素」入りという商品や、
酵素が栄養だと主張するトンデモ説を
おもしろおかしく取り上げています。
酵素食品は結構高いので、通販ではかったことはありません。
今回、新聞広告に比較的安いトライアル商品が載っていましたので、
購入してみました。

エンザイム−X
株式会社ジョージオリバー
名称:麹菌培養エキス含有食品
内容量:12.81 g (1粒427 mg x 30粒)
1000円
送料無料・コンビニ払い
2009年07月07日受取
2009年07月08日支払

カタログやらいろいろ入っていました。
画像


「なるほど!酵素大百科」
酵素と健康を考える会
\350
2008年発

が付いています。
ただし、印刷ミスの乱丁本でした。

画像


粒で入っているらしい。まだ開けていません。
画像


どれが「エンザイム」なんだろう?
「消化酵素」が入っているらしいが、、、
画像


この一覧が「エンザイム」なのか?
よくわからん。
画像





「病気にならない生き方」関連への突っ込みは
しつこく書いています

簡単に言えば、
体内には体内酵素があり、消化酵素と代謝酵素に分けられるそうです。
体内酵素の総量は決まっており、使い切ると寿命が尽きる。
節約する必要がある、というものです。
節約するためには食事やサプリメントで補うとよいとされています。
酵素は熱に弱いので、調理した食事では酵素は補えない。
だから、生食が必要だ。
そんな感じです。
ちなみに、体内酵素総量一定、尽きると死ぬという根拠は、
ミジンコによる、余り関係なさそうな実験からの類推です。
つまり、根拠はありません。




膵臓から分泌される消化酵素だけでも
1日に60〜70グラムといわれています(真偽のほどは定かではない)。
もしそうだとすると、このサプリメントでどのくらい補ってくれるんだろう?

このサプリメントの1粒の内容量は350 mg だそうです。
1日6粒、2.1 gです。
この錠剤がすべて生きた酵素というわけではないでしょうし、
胃でかなり分解されてしまうでしょうし、
腸までもしいったとして、
さらに、この錠剤の酵素が働いたとして(多分働かんでしょう)、
この人たちの主張するように、体内酵素の節約になるんでしょうか?

もちろん、サプリメントを摂るだけではダメで、
通常の食事から酵素を摂ることの有用性も説いておられますが。

錠剤に含まれていると主張されているのが「酵素」であるなら、
当然その物質としての本体はタンパク質です。
他の食事で摂取したタンパク質と同様分解されます。

この「エンザイム」だけが分解されずに、
あるいは分解されにくくて、酵素として働き続けてくれるのであれば、
それはそれで恐ろしいことです。
ホントなら、こんな恐ろしいものを摂りたくない。
(でも、違うので、大丈夫です)




膵臓などから分泌される各種消化酵素は、
必要なときに作り、必要でなくなれば休みと、
巧みにコントロールされながら合成され、分解されています。
もちろん、本人の意志とは関係なしに、
本人が忘れていても、覚えていても、
きちんと合成してくれ、いらなくなればきちんと分解してくれます。

このサプリメントで、
主張されるように体内の消化酵素の代役になるとしても
その酵素量は微量ですし、
摂ったときにしか働きませんし、
まさか、四六時中サプリメントをとり続けるわけではないでしょう?

体内の恒常性に対し、
サプリメントが有効なのであれば、
こんな不定期にやってくるものに振り回されることになります。

サプリメントが体内酵素の節約につながるというのであれば、
サプリメントを摂るたびに膵臓での消化酵素合成をストップさせ、
あるいは減産させる必要があります。
そんな面倒なことをやっているんでしょうか?

そもそも、膵臓が発現している消化酵素の遺伝子は
サプリメント由来の酵素がやってきたということを
どうして知ることができるのでしょうか?

節約、が成り立つというのなら、
少なくとも、サプリメントを摂ったときには
そのメッセージが膵臓に行き、
膵臓での各種消化酵素発現を弱めるか止めるかしないといけません。




もう少し説明しましょう。
パンフレットや著書によれば、
体内酵素がどこかに貯蔵されており、
それが小出しにされて使われるというイメージになります。

サプリメントや生の食事をしたときには、
そこに含まれる酵素が働いてくれるので、
体内酵素を小出しにする量が節約でき、
体内酵素がつきると死ぬわけですから、
節約できるということは寿命も延びる、
とそんな話のようです。

もちろん、そんなことは起こっていません。

必要なタンパク質(酵素)はその都度作られ、
いらなくなれば分解されます。
どこかに貯蔵されているわけでもありません。


タンパク質が合成されるということは、
その遺伝子が発現するということです。
つまり、眠っていた遺伝子にスイッチが入り、
転写・翻訳機構により、新たにタンパク質が合成されます。
そのタンパク質群が、膵液となり、食品の分解に活躍してくれます。

この遺伝子発現によりタンパク質量が調整されているわけですから、
サプリメントや生の食事により、
そこに含まれていると主張される酵素が体内酵素の代役となり、
膵臓が作る酵素の量を減らすことができるというのなら、
食事やサプリメントから働きを持った酵素がやってきたときには
膵臓酵素の合成量を減らし、
やってこなかったら通常通り膵臓酵素を合成することになります。

これが成り立つためには、
経口摂取したタンパク質群の中に消化酵素があるなら、
そのメッセージを膵臓に知らせ、膵臓の消化酵素合成を
調節しないといけません。

そんなことは起こりそうもありません。

何でこんな話になるかというと、
遺伝子発現によりタンパク質合成が調節されているという話が
すっぽり抜け落ちているからでしょう。

生食やサプリメントで酵素を補えば、
体内酵素が使われずにすむので体内酵素が節約できる、
との考えが、ヘンだと気がついていないからでしょう。
使わなければ保存でき、使ってしまえば消耗するという
発想もあるのでしょう。


大変不思議な話です。


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