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zoom RSS 自然との共生?生態系・環境を守ろう?? 偽善エコ社会を糾弾する本

<<   作成日時 : 2009/06/04 02:33   >>

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環境問題に関心がある人に関心があります。
生態系に関して、最近読んだおもしろい本を二冊紹介します。
こういう本がたくさん出版されるのは、「エコ」大合唱の偽善社会にとって
大変いいことだと思います。
このブログで関連するエントリーは次の通りです。











エコポイント
高速道路1000円


いずれも経済対策なので、その効果があればよし、
ということなんでしょうが、
エコポイント制度はどう考えても「エコ」ではありませんし、
高速道路1000円にいたっては、
<地球温暖化対策が本当に必要なんだとしても>
その対策に完全に逆行しています。
これは、誰が見たって明白です。

同じ政府が地球温暖化対策の 2020年中期目標を策定。
ほんとにマンガですね。

そうでありながら、

エコ エコ
地球にやさしく
地球温暖化防止

大合唱

エコバッグ
エコカー

なんか変ですね


そもそも「エコ」ってなんだろう?

少なくともエコロジー、エコロジカル、あるいは生態系とは
まったく異なる言葉として使われているようです。




自然との共生

「共生」という言葉は生物学で使われる用語です。
しかし、本来の生物学用語以外の意味で使われることがあります。
「自然との共生」という言葉が端的に表しているように、
本来、生物でない「自然」と「人間」が「共生」できるはずがないのに
「自然との共生」がよくつかわれます。

「自然との共生」はエコ活動家にとってはほどよい言葉らしい。


自然とはいったい何なのか。
かつて次のように書きました。

○生態系の破壊 自然は守るべきか?2
http://yoshibero.at.webry.info/200707/article_13.html

本来のあるべき姿が自然なのであれば、
田園風景や里山といった人間の手によって作られた人工環境は
自然ではない筈です。
人間の手によって徹底的に破壊され尽くされた環境です。

過疎で田舎から人が少なくなり、あるいはいなくなると
その土地は「破壊」、「荒れ果てた大地」と言った言葉で語られます。
人がいなくなって、自然に返るわけではなく
守るべき人工環境が無くなることを嘆いているらしい。

でも、これはヘンな話で、
人がいなくなって、人が破壊する前の姿に戻ることは
歓迎すべきことの筈です。

人間がせっかく作ったのだから守るんだ、
人間が住みよいように守るんだと素直に言えばいいだけで、
なにも生態系や環境など持ち出さなくても、
まして、地球を守るなど大仰な物言いをしなくてもいい筈です。


人間の存在そのものが、とにかく環境破壊の原因であることは
間違いありません。

人間がいなくなれば荒れた大地になる、ということはありません。
そこにはもう人間がいないのですから、
人間の価値観としての荒れるとかそうでないとか言う話はどこにもなく
ただ自然があるだけでしょう。


「エコ」がうさんくさく見えるのは、
環境のため、自然保護のため、地峡温暖化防止のため、
地球にやさしく、環境にやさしく、
なんて言うからであって、
素直に人間の利害のためと言えばすっきりするはずです。


アラン・ワイズマン著、「人類が消えた世界」(早川書房)
を持ち出すまでもなく、
人類がいなくなるだけで、「エコ」派の望む環境、地球が実現します。

人類が消えた世界
早川書房
アラン・ワイズマン

ユーザレビュー:
読み応えのあるノンフ ...
人類は地球にとって害 ...
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地球温暖化対策、食料自給率問題についても、ちぐはぐな感じがします。


国立環境研究所などは、予算獲得の名目のためなのか、
大きな被害が出ることを宣伝するのに必死です。

「温室ガス半減させても…日本の被害、年11兆円超の増加」
asahi.com 2009年05月30日
2050年に世界の温室効果ガス排出量を半減させたとしても、
洪水や熱中症による死者の増加などによって、今世紀末には
温暖化による被害額が年間11兆円以上増えると推計した。」


とても正気とは思えません。




国立社会保障・人口問題研究所が発表した
「日本の将来推計人口(2006年12月推計)」のによれば、
出生中位・死亡中位の推計値として、

2030年 11522万人
2050年  9515万人
2075年  6822万人
2100年  4771万人

だそうです。

ちなみに日本人口のピークは
2006年 12779万人
です。


地球温暖化問題では100年後に数℃の気温上場を心配しています。
日本の食料自給率が40%であることに気をもむ議論もあります。

地球温暖化問題が万が一科学的に正しく、対策が必要なのだとして、
二酸化炭素を1%減らすのに兆の単位のお金を使うのは浪費です。
地球温暖化問題は経済問題化しています。

そうであっても、
長期的にみて、上記の推計値通りに人口が変化していくのであれば、
約100年後にはピーク時の37%にまで人口が減少していることになり、
一人あたりの二酸化炭素の排出量が今のまま維持できるとすれば、
大幅な削減が見込まれます。
何もしなくても、ほっておけば、そのうち排出量は減っていきます。


未曾有の不景気だそうです。
ということは、ほっておいても二酸化炭素の排出量は減ります。

エコポイント、高速道路100円、
やればやるほど、二酸化炭素排出量は増えます。




食料自給率を見ると、
1960年度は82%でした。
2007年度は40%です。
50年程前は今の2倍の食料自給率がありました。
その当時の人口を見てみると、国勢調査のデータで9430万人。
ピーク時の74%です。
これだけ見れば、人口増加以上に食料自給率の低下が
起こっているように見えます。
しかし、100年後の人口が1/3近くにまで減少するという
人口推計が正しいのであれば、
今の耕作面積で面積当たりの収穫量が同じであったとしても、
自給率は劇的に回復してしまいます。

もちろん、そんな単純じゃないことはわかっています。
単なる人口だけでなく、人口構成が重要だと言うことも。
年金やら社会保障やらなんやかんやと。

しかし、人口推移の議論なしに
環境や食料の議論をしても仕方がないのでは
と思ってしまいます。




まだ、冒頭の本の紹介をしていませんでした。

「自然はそんなにヤワじゃない 誤解だらけの生態系」

タイトルの通りです。
結構過激です。

『上から目線』の生物保護では、人類は生き残れない

サケの放流は生態系を変える

トキが希少なカエルを食べている
(近年になって新種として発見された希少種であるカエルを放鳥したトキが食べている)


「生物多様性」って誰が言い始めたのでしょうか?
意味がわかっていないのに、わかった気になり、
エコ派にとって、ほどよく聞こえるという点で、便利な言葉です。
万が一、生物多様性が「いいこと」だとして、、、


「殺虫剤が生物多様性を高めることもある」
「汚れた湖の方が多様性が高い」
「ビルや道路も多様性に貢献」
「温暖化で増える生物がいる」
「洪水が河川の生物多様性をあげる」
「水田や里山は、多様性を高めない」


もうこれで充分ですね。
「生物多様性」=善??

「人間によってつくられる生態系」
「生態系は誰のためにあるのか」


エコや上から目線の地球にやさしく、環境にやさしく、、、、
(「やさしく」できるのは上位から下位の場合だけ)
(自然はそんなにヤワじゃない!)

徹頭徹尾、人間の都合、人間の利害、それだけです。

素直になりましょう、という話です。




「『自然との共生』というウソ」

自然との共生」をキーワードに、短めのコラムを21話集めたもの。
どれもおもしろい。どこからでも読める。


里山保全とは何か
 (「里山の自然」って誰が言い始めたのか?「里山」が「自然」の筈がない)
 (自然じゃない「里山」の保全。人間様のためと正直に言おう)

農薬は必要
 (カーソンの「沈黙の春」糾弾!!そもそも農薬とは?)
 (無農薬がいいなんてナンセンス)

私たちが見ている自然は本物の自然か
 (そりゃないよね。田園、里山、森林公園、ニセ者ばかり)

外来種への敵意 イネも仏教も外来種
 (好みで生物を差別。全くのエゴ丸出し)
 (雑草?害虫?害○○?人間様の都合と正直に言おう)

正義の押し売り、エコツアー
 (こんなバカなツアーがあったのか。エコを免罪符にするのはやめよう)

古き良き自然・田園・里山を求めること  幻影かつ偽善


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お世話になります。とても良い記事ですね。
http://www.fetang.co...
2013/08/07 03:20
たしかに里山は自然ではありませんが、ある程度のかく乱があった方が生物多様性が保たれると聞きました。そう考えると、「原生林」と「里山」の双方を重視するべきではないでしょうか?
昔から形成されていた里山に長い時間をかけて定着するようになった生物がいることも考えると、里山の存在も意味があるものだと僕は思います。
Porin
2015/03/22 01:16

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