やさしいバイオテクノロジー

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zoom RSS 「ブラッドタイプ」(角川文庫)を読んで

<<   作成日時 : 2009/06/02 02:17   >>

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松岡圭祐著「ブラッドタイプ」(角川文庫)が文庫化されました。
血液型と白血病の物語です。
懐かしく再読しました。
単行本は2006年6月に徳間書店から発売されています。
同著者の場合、文庫化にあたってストーリーが変わることがよくあるのですが、
この作品は、大きなストーリー変更がないようです。

クラシックシリーズ11 千里眼 ブラッドタイプ 完全版 (角川文庫)
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松岡 圭祐

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「やさしいバイオテクノロジー」の原稿を書いていて
ネタ探ししているとき、偶然徳間書店版「ブラッドタイプ」を書店で見つけました。
一気に読み、これはスゴイ、是非紹介しなくてはいけない、と思いました。

その後、同じ作家の小学館や徳間書店の本を読みあさりました。
短期間でほぼ全作品読んでいるはずです。

「やさしいバイオテクノロジー」が刊行された2007年1月より
角川文庫のリライトシリーズが始まっています。
2年と5カ月の間に33冊も出版されています。

○蔵書リス
http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/books.xls




「やさしいバイオテクノロジー」序章の最後の方(p16)に
スーパーヒロインである岬美由紀の言葉を紹介しました。
「水とタンパク質と脂肪からなる有機体」云々です。

旧シリーズには確かにそのような記述がありました。
ところが、角川シリーズ33冊(未読の新刊2冊除く)には
そのような記述が消えてしまいました。
なんか残念。




さて、血液型の話です。

角川文庫版を読み直してみて思ったのは、
単行本版を読んでいた時は血液型にかんする記述を
感動しながら追いかけていたのですが、
白血病関連の描写が結構ウエイトを占めていたのですね。

でも、物語の中で、血液型に対して科学的な態度を維持しながら
丁寧にわかりやすく解説されています。

最終章などに、血液型に関する新しい話題も追加してあります。


本書の内容を好意的に「やさしいバイオテクノロジー」のコラムに書きました。

ところが、私のコラムは血液型ビリーバーのページにも引用されていて、
好意的な例と、反論の例の両方で意見がのりました。
しかし、残念なことに、どちらも誤解されてしまいました。

誤解されるようなことを書いた方も悪いのですが、ちょっと残念。
なんか過激な人(人たち?)のようなので、直接反論していませんけど。

「ブラッドタイプ」は、そういう思い出のある小説です。




この血液型性格判断の迷信が、いっこうになくならないのは
残念なことです。

文庫版でも最後に触れられているように、
Jamais Jamais著「B型自分の説明書」(文芸社)
など4種の本は爆発的に売れ、
多くの人は、「あたってるぅ」とかいって、楽しんでいるそうです。
画像



占い程度であればいいのですけど、
やっぱり、血液型というのは遺伝子型で決定される表現型ですから、
生まれながら決まっています。
生まれながら、本人の努力ではどうしようもできない事項で
あれこれ分類し、さらには教育や就活の場面で使うのは、
他の差別と何ら違いはないわけですから、
これは絶対してはいけない筈です。

この認識なしに、血液型性格判断を活用するのは絶対に間違っています。


血液型性格判断は軽い気持ちで使われているようですけど、
完璧に差別の対象になっているわけですから、
なんとしてもこの科学的な根拠が見いだせない迷信を
取り払う必要があるはずです。


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嵯峨敏也と岬美由紀だけなら、珍しくはないのだが、そこに一ノ瀬恵梨香が加わるとなるとちょっと期待してしまいます。ギャル系ファッションを身に着けた恵梨香はちょっと強気な印象ですが ...続きを見る
ゼロから
2009/12/03 22:07

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