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zoom RSS 「カリブロ」と「やりがい君」

<<   作成日時 : 2009/05/14 03:35   >>

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ブロッコリーとカリフラワーの掛け合わせて作られた野菜の話題です。
先日、2009年05月10日(日)、岡山理科大学で開催された
平成21年度健康食品管理士会
中国支部総会・第1回研修会
というところで講演してきました。
特別講演
「遺伝子組換え食品の安全性について」

主催者の案内(PDFファイル)
http://www.ffcci.jp/files/8441092261551323.pdf

発表原稿(PDFファイル)
http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/seminar2009.pdf

この講演については、機会があれば書くとして、
せっかく岡山まで来ましたので、
例によって、スーパーや百貨店へ行ってきました。
岡山駅から歩いて行ける範囲として、
岡山駅構内にあるユアーズ岡山駅店
高島屋岡山店で収獲がありました。

ユアーズにあったのはNon-GMO鶏卵です。

画像

遺伝子組み替えをしていない、とうもろこしを主飼料として、鶏を育てています。

岡山で購入しましたが、この卵の生産者は広島県の向原農園です。
遺伝子組み替え」というところがツボですね。

このネタを講演で使わしてもらいました。

遺伝子組換え飼料を使用していないと宣伝する鶏卵や牛乳などの話題は次のエントリーを参照
○遺伝子組換え飼料不使用鶏卵10 高価な卵
http://yoshibero.at.webry.info/200903/article_19.html
○Non-GMO鶏卵の一覧
http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/NonGMOegg.pdf
○Non-GMO鶏卵の写真(一部)
http://www2.biglobe.ne.jp/~ashida/kurekousen/eggphoto1.pdf



もう一つ、高島屋岡山店 地下1階食品売り場でゲットしたのは

やりがい君

画像
画像


高島屋の売り場には、次のような札がありました。


茨城産
やりがい君
カリフラワーとブロッコリーを掛け合わせて誕生した花蕾が黄緑色でひとつひとつの塊が、とがっているところが特徴のカリフラワーです。



最後「カリフラワーです」で終わっていますが、最初は「カリフラワーとブロッコリーを掛け合わせて」作ったと書いてあります。

札にもあるように、花の色がブロッコリーとカリフラワーの中間で、花がとがっています。
じっと見ていると気持ち悪いです。
悪魔の食品、というネーミングが浮かんできます。

とても食べようという気になりません。

これも、実物を持って、講演のネタに使わしてもらいました。




よく似たものを福岡でも購入しています。
その名も

カリブロ

画像


安易なネーミングですが、名前を見ただけで何となく分かるところがオツ。
これも、ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせて作られたらしい。

「やりがい君」と「カリブロ」、見た目はそっくりです。
同じ品種なのかどうかは分かりません。
「カリブロ」の方が花のとがり方がシャープに見えます。

どちらも、店で購入する時点で、花蕾の一部が変色していました。
売れ残りって感じでした。あまり売れないのかなぁ。



講演でも紹介させてもらった新聞記事。
朝日新聞2008年07月20日付け
「環境元年 食料ウォーズ」

異なる種の遺伝子を利用して、まったく新しい種を生み出す遺伝子組み換え。夢の技術として期待を集める一方、自然界になかった存在を生み出す「フランケンシュタイン技術」として人の健康や生態系への悪影響が心配


「遺伝子組換え」(新聞では「遺伝子組み換え」)に反対する人がよく使うウソ記事の典型例です。
このようなウソ記事がまかり通るようでは困るわけですが、
この記事のノリで、「やりがい君」や「カリブロ」を正確な記述で記事にして、告発して欲しいものです。
たとえば、、、

異なる品種の野菜を利用して、全く新しい野菜が生み出された。
自然界になかった存在で、まさに「フランケンシュタイン野菜」という名にふさわしいグロテスクな代物である。
人の健康への影響は全く調べられておらず、子孫に与える長期的な悪影響も懸念される。
また、このようなグロテスクな形態をとる遺伝子の周辺の雑草への遺伝子汚染が起こる可能性があり、花のお化けでもあることから、栽培や流通過程での花粉汚染には十分な警戒が必要である。



ゲノムに特定の一つの遺伝子を導入する遺伝子組換え作物では、導入される遺伝子の性質が詳しく分かっていることから、さまざまな安全性の評価が可能で、実際多くの検査がなされています。

ところが、、「やりがい君」や「カリブロ」のような野菜では、遺伝的にどのような変化が起こったのか調べるのは至難の業で、この理由からも安全性の評価は全くなされていません。

ブロッコリーとカリフラワーのそれぞれのゲノムに含まれる遺伝子がどの程度変化し、どの遺伝子が残ったのか、その遺伝子群の組み合わせによりどのような影響が現れるのか、それこそ未知数のものばかりで、朝日新聞が言うところの「人の健康や生態系への悪影響が心配」はこちらの方にこそ当てはまると思うのですが、なんで黙ってるの?

山口県の「はなっこりー」(サイシンとブロッコリー)、島根県の「あすっこ」(ビタミン菜とブロッコリー)だけでなく、毎年新しく「フランケンシュタイン野菜」が売られています。
画像

遺伝子組換え農作物に懸念を表明している人達が、どうして、このような「フランケンシュタイン野菜」を容認しているのか理解に苦しみます。



念のため。
「やりがい君」、「カリブロ」、「はなっこり-」、「あすっこ」が危険だから食べるな、という話ではありません。

「やりがい君」、「カリブロ」、「はなっこり-」、「あすっこ」が食べられるのなら、これらと比べてリスクが圧倒的に低く、食品としての安全性や環境への影響が審査されている「遺伝子組換え農作物」なんか屁でもないだろう、という話です。

「遺伝子組換え農作物」を怖がるのだったら、それ以上に「やりがい君」、「カリブロ」、「はなっこり-」、「あすっこ」を怖がれよ、って話です。

もっと言うなら、無農薬野菜をもっと怖がれよ。
○「コンシェルジュ」第8巻 野菜戦争 「美味しんぼ」への皮肉?
http://yoshibero.at.webry.info/200904/article_3.html


怖がる相手が違うだろう。


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