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zoom RSS 遺伝子組換え飼料不使用鶏卵06 輸入穀物の現状3

<<   作成日時 : 2008/07/07 03:04   >>

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グリーンコープの場合
グリーンコープの遺伝子組換え嫌いは年季が入っています。
例えば、遺伝子組換え作物を与えない乳牛の牛乳を販売を開始したとのニュースは1998年04月17日に見られます(朝日新聞)。
この記事では「独自の供給ルートを確保」とあるだけで、どこから飼料を調達したのかわかりません。
同じ年の4月20日の記事では、「特定生産農家から集めたトウモロコシや大豆で作った飼料」とあります。
この特定生産農家が国内なのか米国産なのかはわかりません。
何となく読んでいると、国内産に見えます。

とにかく、この飼料を使って乳牛を飼うことを条件に83の乳牛農家と契約したそうです。

そして、同じ年の4月25日の記事によると、5月11日から販売開始するとあります。
この記事になると、「遺伝子の組み換えをしていない米国産のトウモロコシや大豆などを」と具体的になり、ここでやっと米国産であることがわかります。

この手のニュースでよく見かける、「特定の農家と契約し」というのは、頭に「米国の」というのが落ちていることがあるのでややこしい。


グリーンコープは、過去に遺伝子組換え大豆や遺伝子組換え不分別大豆がニワトリ(鶏卵と鶏肉)の飼料に含まれていたと発表したことがあります(朝日新聞2003年06月03日)。
アメリカから輸入の際、水揚げするときに間違えて混入した可能性が高い、とか言い訳しています。



この記事で気になることが書いてあります。
誤報ですね。

国の基準では、飼料中のGMO原料が5%以下の場合、「遺伝子組み換え原料不使用」と表示できる。同連合の調査では、最大で4%程度混入していた

一見まともそうですが、変ですね。
正規の表示は一括表示欄にすることになっています。
「遺伝子組換え」関連の表示も同様です。
この記事はいろんな意味で混乱しています。

食品表示に関する共通Q&A (より、文脈を損なわない程度に関連箇所を抜粋)
(第3集:遺伝子組換え食品に関する表示について
http://www.maff.go.jp/j/jas/hyoji/pdf/qa_j.pdf

表示禁止事項
(問X−1)以下のような表示は可能ですか。
@「遺伝子組換え飼料不使用牛乳(卵)」

(答)
(@について)
1 加工食品品質表示基準では、一括表示事項欄の原材料名欄には使用した原材料を表示することとしており、牛乳(卵)の原材料に当たらない飼料の表示はできません。したがって、@の例のように、「遺伝子組換え飼料不使用牛乳(卵)」といった遺伝子組換えに関する表示を一括表示事項欄に表示することはできません。
なお、遺伝子組換え飼料(とうもろこしなど)については、組み換えられたDNA等は家畜体内で消化酵素により分解されてしまい、牛乳や卵には残らないため、遺伝子組換えに関する表示を義務づけることは難しいと考えていますが、@のような表示を一括表示事項の欄外に任意で表示することは可能です。


朝日新聞の記事では、5%条項を持ち出して、しかも「国の基準では」と断って書いていますので、正規の一括表示欄の話のように書いています。
一括表示欄の話なら、記事で「表示できる」というのを表示すると、違反になります。



グリーンコープを告発するページがあり、いろんな問題点が指摘されています。
ただ、いつ書かれた声明文かわかりません。

声明−『グリーンコープの暴走(関西進出)をやめさせましょう。』
http://homepage2.nifty.com/nongreen/gc.html

このページの下1/3あたりに、次の項目があります。

M農園・卵のAさんの離脱事件

「非遺伝子組み換え」を売り物にしているが、生産者は苦しんでいる。

生産物の統一原料、統一仕様、画一化、大量生産に走るグリーンコープ。つけは生産者に。



契約農家は畜産飼料に伊藤忠商事の完全配合飼料を強制的に使わさせられているそうです。
鶏卵の飼料には着色料(黄身に色をつける目的)も含まれているらしい。
農家のポリシーでそんな飼料を使いたくなくても、グリーンコープの言うとおりに飼わないといけないらしい。


中でも

「非遺伝子組み換え」を売り物にしているが、生産者は苦しんでいる。

という項目の指摘が面白い。
生産者側の話が載っていて、あり得る話だなぁと思いました。


私もグリーンコープの広告を見て、ビックリし、この広告を手に農水省の担当課長に直接お話を伺い、先に引用したブログを書きました。
 遺伝子組換え技術について14 
 遺伝子換飼料不使用 この世に存在しない遺伝子組換え作物不使用
 http://yoshibero.at.webry.info/200803/article_4.html

これは、あくまでも消費者側の立場の話でしたが、上記の生産者の声というのはやっぱり大きく、貴重です。

他の問題点の是非はともかくとして、いろんな問題点があるんだなぁ、というのがこの「声明」を読めばよくわかります。



どんな経路でエサを調達したかは、ある程度調べることはできるでしょうが、少なくとも商品である鶏卵などを検査しまくっても、偽装は見破れません。

なぜか?
それは次回に。

==========
遺伝子組換え飼料不使用鶏卵01 イントロ
遺伝子組換え飼料不使用鶏卵02 入手した鶏卵
遺伝子組換え飼料不使用鶏卵03 入手した牛乳
遺伝子組換え飼料不使用鶏卵04 輸入穀物の現状1
遺伝子組換え飼料不使用鶏卵05 輸入穀物の現状2
遺伝子組換え飼料不使用鶏卵06 輸入穀物の現状3
遺伝子組換え飼料不使用鶏卵07 分子生物学で考えると


やさしいバイオテクノロジー 血液型や遺伝子組換え食品の真実を知る (サイエンス・アイ新書)
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