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地球温暖化対策という怪物がきっかけと思われる原油やトウモロコシなどの穀物価格の上昇にともない、多くの食品の価格が上がっています 価格の優等生と言われている鶏卵も例外ではないらしい。 日本では、ニワトリのエサはほとんど輸入に頼っていますので、貿易相手国の事情に大きく左右されます。 ニワトリのエサに占めるトウモロコシなどの穀類の割合は、一般の完全配合飼料の場合6-7割で、平飼いのこだわり飼育の場合でも5割強だそうです。 (コメが余っているので、ニワトリさんがコメを食べてくれると良いのですけど) 日本では、穀物としてのトウモロコシをほとんど栽培していませんので、飼料用のトウモロコシはほとんど輸入に頼っています。 貿易相手国はアメリカで、極端に偏っています。 農林水産先端技術産業振興センターの「バイテクコミュニケーションハウス」が発行している冊子 『「遺伝子組換え農作物」を知るためにステップアップ編』によると、 http://www.biotech-house.jp/library/ アメリカのトウモロコシ生産量は28231万トン、そのうち輸出量は4560万トンです(2005年)。 日本は穀物としてのトウモロコシを1688万トン輸入しています。 国産トウモロコシは「万トン」単位で表すと「0」です(2006年)。 「図録主な食料の品目別自給率の推移」 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0317.html をみると、トウモロコシの自給率の低さは一目瞭然の悲惨な状態です。 日本がトウモロコシをどこから輸入しているかというと、アメリカがほとんどで、その割合は97%(1634万トン)です。 中国から45万トン輸入しています。 その他は9万トンとなっています(2006年)。 日本は飼料用として1240万トンの穀物トウモロコシを使っています(448万トンが食品用)。 つまり、家畜のエサに使うトウモロコシは、ほとんどがアメリカに依存していることがわかります。 バイオ燃料などの影響で、穀物の国際価格の値上がりは激しい。 たとえば、次のデータが参考になります。 「図録穀物等の国際価格の推移」 http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4710.html (それにしても、コメの値上がりが激しい) アメリカの穀物が高いのならアメリカ以外の国から買えばいいじゃないかと思うでしょうが、そう簡単にはいきません。 穀物価格は世界的に高騰しています。 そればかりか、日本の需要を満たしてくれるほど余剰のトウモロコシを栽培している国はアメリカ以外にありません。 アメリカはトウモロコシを4560万トンも輸出しており、そのうち日本が1634万トン買っているわけですが、これほど輸出している国は他にありません(2005年)。 日本の穀物需要の1240万トンをクリアしているのはアメリカ以外ではアルゼンチンがあり、1460万トン輸出しています。 しかし、アルゼンチンのトウモロコシ生産量は2048万トンで、その70%以上を輸出するという特殊な国です。 しかもアルゼンチンは主に遺伝子組換えトウモロコシを栽培しています。 3番目にトウモロコシの輸出量が多いのは中国で861万トン。 しかし、中国は国内需要が増大しているため、今後輸出する余裕はないでしょう。 ということで、日本国内で穀物用のトウモロコシを作らないのなら、現状ではアメリカに頼り切るしかないわけです。 で、遺伝子組換えの話ですが、アメリカの遺伝子組換えのトウモロコシの割合は73%です。 その割合は年々増えています。 トウモロコシを食用とする場合は、IPハンドリングという制度があって、組換えと非組換えを分別流通していることが証明できれば、非組換えと表示してもいいことになっています。 分別流通が証明できない、あるいは組換えを使っている場合は、「遺伝子組換え不分別」あるいは「遺伝子組換え」の表示義務が生じます。 飼料に使える遺伝子組換え品種も、食用と同じように安全性の審査がなされ、許可された品種のみエサとして使えます。 ただし、人間の食用ではありませんので、家畜のエサとして使う穀物の遺伝子組換え品種の使用の有無は表示する必要はありません。 というか、一括表示欄に、飼料として遺伝子組換えでない穀物を使っている旨表示すると、JAS法違反になります。 それでも、一括表示欄以外の場所であれば、非組換え穀物使用だと書くことは一応許されています。 このことは以前書きました。 遺伝子組換え技術について14 鶏卵や牛乳や牛肉をいくら検査しても、遺伝子組換えか非組換えか、どちらのトウモロコシを食べて育てられたかは検出することはできません。 また、遺伝子組換え飼料を使ったところで家畜に悪い影響が出るとは考えられませんので、遺伝子組換え飼料の有無の表示制度はありません。 (人間が食べる食品に遺伝子組換え表示制度がありますが、これは消費者の選択の便宜のためであって、安全性の問題ではありません。また、遺伝子組換えか非組換えか検出できる食品にのみ表示義務があります。食用油や醤油など、検出が不可能な食品には表示義務が無く、まして、家畜が食べた穀物が組換えか非組換えかは検出できませんので、飼料の種類に対する表示制度を考える前提すらありません) ========== 遺伝子組換え飼料不使用鶏卵01 イントロ 遺伝子組換え飼料不使用鶏卵02 入手した鶏卵 遺伝子組換え飼料不使用鶏卵03 入手した牛乳 遺伝子組換え飼料不使用鶏卵04 輸入穀物の現状1 遺伝子組換え飼料不使用鶏卵05 輸入穀物の現状2 遺伝子組換え飼料不使用鶏卵06 輸入穀物の現状3 遺伝子組換え飼料不使用鶏卵07 分子生物学で考えると やさしいバイオテクノロジー 血液型や遺伝子組換え食品の真実を知る (サイエンス・アイ新書)
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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飼料として、キャッサバパルプは、可能性はあるでしょうか? |
kazmcqueen 2008/08/18 16:12 |
低温殺菌牛乳の記事の内容に疑問を持ったので、質問させていただきたいと思います。 |
2008/08/29 18:23 |
どうもコメントありがとうございます。 |
どうもコメントありがとうございます。 2008/08/31 01:08 |
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