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zoom RSS 構造と機能 モノとコト6 妖怪キャラと怪異現象

<<   作成日時 : 2008/06/24 03:07   >>

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ここまでの考察で、「構造と機能」に分ける考え方は「唯脳論」を思い出してそれを拝借し、独自にタンパク質の話を付け足したもので、「モノとコト」に分ける考え方は京極夏彦氏の妖怪の論考を独自に解釈したものです。
唯脳論とモノとコト論を勝手に融合させ、ゲノムをキーにして説明したものです。

モノとコト
妖怪小説家と一般に言われている京極夏彦氏は妖怪をモノとコトとしてとらえる努力をしておられます。
立派な論文も書いておられます。
「妖怪の理 妖怪の檻」(角川書店・2007年)、
「怪異学の技法」(臨川書店・2003年)の「モノ化するコト」

妖怪や怪異現象といったモノゴトはモノとコトを分けると理解しやすい。
(なんでいきなり妖怪の話題が出てきたかというと、単に私が妖怪好きだからです)

モノゴトをモノとコトに分類し、「モノ化するコト」や「コト化するモノ」としてとらえると意外とすっきりします。
妖怪はその良い例です。

妖怪現象の多くはコトの妖怪として分類できます。
それが、あるときを境にモノになることがあります。

「ヌリカベ」という妖怪がいます。
いま、「います」と書きましたが、「いる」のなら「ヌリカベ」はモノです。
普通、水木しげる大(おお)先生が書かれた「ヌリカベ」というキャラクターを思い浮かべます。

最初に「ヌリカベ」が採集されたのは柳田國男の「妖怪談義」だそうです。
しかし、その「ヌリカベ」はコトの「ヌリカベ」であってモノではありません。

画像

映画「ゲゲゲの鬼太郎千年呪い歌」前売り券購入でもらった「ぬり壁」


妖怪談義には、夜道を歩いていると前方が壁になって前に進めなくなるという怪異が記載されています。
その怪異の解消法も同時に収録されています。
そこには「ヌリカベ」というモノについては一切記載されていません。
その怪現象を「塗り壁といって怖れられている」と紹介されているだけです。

水木サンがそれを読み、「ヌリカベ」というあのキャラクターを作られたわけです。

その時点で、コトがモノに、怪異現象が妖怪キャラになったわけです。

と、ここまでが京極夏彦氏による考察を私が理解した範囲で大雑把にまとめたものです。



「日本妖怪大百科9号」(講談社・2008年05月23日刊)に載っている「ありゃまたこりゃまた氏」(荒俣宏氏)の論考によれば、「妖怪はノーベル賞である」だそうです(妖怪共生講座 第8講)。

モノでない妖怪現象をなぜヒトが認識するのかということが解明できれば、ノーベル賞はきっともらえる、という話です。
これは妖怪や怪異現象に限らず、コトをどのように認識し、実体のない見えないモノが見えるようになるのか解明できれば、これは脳の機能としての意識の科学的な説明になるわけで、その説明は今のところ誰も成功していないわけですから、もし成功すれば当然ノーベル生理・医学賞はもらえるでしょう。



このモノとコト論、なかなか面白いので、心や意識を考える手法のひとつとして、勝手に唯脳論とくっつけて見たわけです(唯脳論の理解ももちろん我流です)。

そうすると、意外や意外、すっきりします。


このモノとコト論は何にでも応用可能です。

たとえば、光は粒子としての性質と波としての性質の両方を兼ね備えています。
光子と波動です。
光子は粒子なのに光速で運動しているときは質量はなく、真空中でも波動として伝わるそうです。
非常に不思議な現象ですね。
この不思議も、モノとコトで考えると、つまり、モノである光子とコトである波動とに分けて考えると、意外や意外、わかった気になるので面白い。
これをきっかけに、量子論や多宇宙世界論などに手を広げると、もしかしたら、(自分にとって)あたらしい発見があるかもしれません。


単にすっきりするだけでなく、そもそも当たり前のことやんか。という突っ込みもあり得ます。
もちろん、まとめてみれば当たり前です。


でも、幽霊や死後の世界や輪廻転生を信じる人は意外と多いらしい。


最近では、同じ現象でもスピリチュアルとかっこよく横文字です。
オーラが見えて、死者と交信できるそうです(時折生きている人の魂が混線するそうですが)。

明るい霊能者、明るいスピリチュアル・メッセンジャーという方もいらっしゃいます。
「あの世のひみつ」を教えてくれて、「魂を癒してくれる」そうです。
あの世のことを見てきたように懇切(ただし、他の本に書いてあるような内容ばかり)に教えてくださいます。

「生まれ変わりの科学」と称する「生まれ変わり」の生きがい論も同様です。
つい最近休養宣言されたそうで。
そのきっかけが非常に人間的で、ホッとしました。



幽霊なり死後の世界なりが本当に存在し、輪廻転生や生まれ変わりがあるのだとしたら、心は脳の機能ではなく、単独で存在していないといけません。

つまり、これまでの話が当たり前でなくなってしまいます。

それとこれとは別の話、というわけにはいきません。


昭和の名言のひとつ「涙は心の汗だ」というのを、なぜか突然思い出しました。
1970年代に流行った青春ドラマの主題歌の一節です。
涙も汗もモノだから、、、、、、心はこの場合、なんだろう、、、

そういや、この歌、「生まれてきたのはなぜさ」って始まりますね。
「教えてぼくらはだれさ」


ゴーギャンの絵の題名でもいいのだけど、、
「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」


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構造と機能 モノとコト1 減数分裂とゲノムとワタクシ
構造と機能 モノとコト2 心はどこにある?
構造と機能 モノとコト3 脳の機能が心?
構造と機能 モノとコト4 物質の「機能」ってどこにある?
構造と機能 モノとコト5 タンパク質の失活と脳死
構造と機能 モノとコト6 妖怪キャラと怪異現象
構造と機能 モノとコト7 ニセ科学の論理
構造と機能 モノとコト8 スピリチュアル

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