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zoom RSS 生態系の破壊 自然は守るべきか?2

<<   作成日時 : 2007/07/22 01:53   >>

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自然保護論者がいう守るべき生態系とはいったい何なのでしょうか。
地球上のどんな場所であっても生物がいる限り単独で存在することはなく、種々の生物間でいろいろな相互作用の元で、すなわち食物連鎖や共生などにより生存しています。
いかなる生物であっても、食物としては他の生物に依存しないと生きていけません。

植物がエネルギー源として光を利用したり、大気中の成分を利用したりすることはもちろんあります。なにより、生物の大部分を占める水はもちろん環境などから摂取することになります。
このような無機物を除けば、有機物はもとよりあらゆる元素は、他の生物から供給されないといけない仕組みになっています。

この仕組みのため、ある一種の生物だけが単独で生きていくということは、共食いでもしない限り生きていけません。
もちろん、共食いだけでは、種は存属も繁栄もできませんから、これは不可能です。

生物相が貧弱であれば特定の生物に頼らなければならないこともあります。
実際、多くの生物は特定の他の生物に依存して生きています。
その相手となる生物もまた別の生物に依存して生きています。
こうして、お互いに依存し合いながら別の言い方をするなら、殺し合いをしながら生きていることになります。
生態系といっても、あるいは相互依存などといっても、結局は生物種どうしの殺し合いに他なりません。
他の生物を殺さずに生きていくことは、残念ながらできません。


人間とて例外ではありません。人間も生物の一種です。
人間のような大型生物のなかでヒトは地球上で最も繁栄している種でしょう。
それなりの大型化した生物を維持し繁栄させるためには当然多くの食料を必要とします。
そのため、というか食料が安定して手にはいるからこそ繁栄したわけで、この安定した食材を手に入れるために農耕を始めました。
そこには狩猟中心の生活とは大きく離れた生活が待っていました。

食料を野生に依存するのをやめて、農耕・牧畜を始めたのがヒトが人になったきっかけかもしれません。
はじめは農地を開墾するだけでも大変であったでしょう。
収穫量も少なく、何より安定せず、収穫のある年とない年の差はかなり大きかったはずです。
また、栽培するとしても何を栽培するかその選択を誤れば収穫を見込めません。
実際、偶然の産物も大きいでしょう。
野生の実を食べ、その種をかためておいておくと、芽が出てやがて育っていくことを偶然観察したこともあるでしょう。
そのような比較的強く育つ作物から農耕が始められたのではないでしょうか。

このように人にだけある重大な特徴、自分で食べるものは自分で育てるという行為を覚えて以来、食物連鎖からヒトは離脱したことになります。
栽培するとはいえ、もちろん栽培植物は食物連鎖に組み込まれているわけだし、それを食べるヒトも連鎖の中に組み込まれているともいえます。
しかし、ヒトが他の植物をターゲットにしたり、ヒト自身が他の生物の食料となってターゲットになったり、ということもあったでしょう。

ところが、安定して食料が生産できるようになると、次の問題が出てきます。
すでにある生態系を壊さないといけない点、新たな大規模な生態系を作ってしまう点などがあります。
また、人口も食料に比例して増えていくわけですから、農地も住居も増やさないといけなくなります。
そうなるとますます既存の生態系の破壊、新規生態系の拡大が起こることになります。

さらには、単なる食糧の増産にとどまらず、林業にも手を出すようになり、いわゆる里山が誕生することになります。
この段階まで来ると、人を中心とした大規模な新しい生態系が確立することになります。
人が作る農産物などに群がる多くの生物も、またその中に組み込まれることになります。



さて、ここまで考えて、環境問題として保護団体が取り上げる守るべき生態系とはいったい何になるのでしょうか。
自然の、すなわち人間が関与していない生態系はもちろん含まれるでしょう。
しかし、元々人間が関与しないのであるからには、これをことさら守らないといけないといった運動をする必要はなさそうです。
実際、人間が関与していなければそれほど問題にはならないでしょう。
しかし、人が一度も入ったことのない土地であっても、その環境は刻々とかわりますし、大災害にも見舞われやすいでしょうし、さらには人間が関与していなくても多くの種の絶滅も起こっているでしょう。
しかし、環境保護団体にとって、自然による自然の破壊は問題にしていないようです。
人間による破壊のみが問題のようです。

実際のところ、この自然による自然破壊、といっても自然は破壊しようとしているのではなく単なる変化であろうが、この変化の方が、人間が関与する場合に比べてはるかに大きいでしょう。自然の前に立てば、人間の影響など微々たるもののはずです。
しかし、とにかくこの点は自然保護論者にとっては不問です。
先に行きましょう。


ここで問題となるのは、人間の関与する環境でしょう。
人間の手で守ろうとか優しくなどと甘言を弄してことさら強調しながら訴えるからには、人間が壊した生態系や人間が新たに作った生態系がふくまれるはずです。

しかし、以上に見てきたように、人間が新たに作った生態系とやらは、純粋な自然の生態系ではないのであって、人間が勝手に作った生態系であろうから、これを守ろうというのはおかしなことになります。
田園風景が減った、小川がなくなった、アメンボやメダカが減った、などといって環境が破壊されたといわれていますが、しかし、田園風景は元からあったわけではなく、あきらかに人間が作った人工環境でしょう。
その人工環境の風景がさらに人間の手により変えられていくだけであって、別段自然との関係という点から見ると問題になるとは思えません。
勝手に作ったのをまた作り替えただけであり、あるいは勝手に作ったのを必要なくなって破壊しただけであったりするわけで、守るべき自然・生態系には当てはまらないように思われます。

一方、人間がまだ自然を破壊していない元の環境はどうでしょうか。
新たに純粋な自然を破壊した場合、これは反対したり保護を訴えたり修復を呼びかけたりするのにある程度妥当でしょう。
たとえば、前人未踏の奥地で木材の調達のためあるいはエネルギー源あるいは有用動植物の捕獲などを行った場合、たしかにその環境は崩れることになります。
このことでしょうか。


以上、環境・生態系を三つにわけで考えました。ひとつは前人未踏の地で、自然による破壊はあるがとりあえず無視する環境。
保護しようにも人がわけ入るわけではありませんので関与しようがありません。

ふたつ目は太古から人間が関与して開発してきた環境。
これにはいわゆる里山もふくまれます。大規模な都市ができるまでの農村は世界各地にあったわけで、有史以来人が破壊しまくって作った環境です。
その中には、農地のみの田園地帯もあります。
田園地帯は一件自然に近いと思いがちであるが、そこで暮らしている多くの生物たちはもちろん人間が作り上げた新しい環境に適応した新たに参加した生物群であるはずです。
もちろん、破壊して作ったからには、その前にあった生態系を破って作ったわけであるから、以前の生態系に組み込まれていた生物群もいたわけで、人の作った生態系にも加わっているものもあるであろうが、有史以来連綿と続けられた破壊された土地での生産活動によって、破壊する前の環境など跡形も残っていないわけであるから、以前の姿など想像することすらできません。

そのような田園地帯であっても、この環境は守らないといけないのでしょうか。
この環境というのは、人工的であるとの認識の元、守らなければいけないと唱えている人たちはこの人工環境を守ろうとしているのでしょうか。

古き良き時代としてメダカのいる環境がいいという意見もあるが、それすら人工環境であるのであれば、何をがんばって守ろうとしているのでしょうか。
私にはそれが何なのかさっぱり見えてきません。

三つ目の環境として、新たに破壊した環境があげられます。
山林の積極的な破壊、とはいっても多くの場合植林していてもとの環境はなくなっている場合もあるであしょうが、あるいは、海岸線の破壊などがあげられるでしょう。
日本にあっては前人未踏の地などあまりないでしょうが、もしそのような環境を新たに破壊する行為は問題にされてもしかたがないかもしれません。
そこで、この破壊行為と開発、環境保護とのかねあいが問題になるわけでしょう。



以下、付け足しです。
実は自然破壊の解決策はひとつあります。単なる笑い話です。
ヒトは動物の一種です。自然の一部です。自然の一部であるヒトの行いすべては自然です。
したがって、人工はありえない。人工がないのであるから里山も自然です。と。


・生態系の破壊 自然は守るべきか?1
・生態系の破壊 自然は守るべきか?2


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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして
自然保護運動のうさんくささ、という内容で何か書こうと思ってググっていて、見つけました。
だいたい言いたいようなことは書かれちゃっているわけで、若干意欲減退となりました。(^_^;

ものすごいぶっちゃけちゃうと、保護団体が守りたい自然や生態系って、
大衆の注目を浴びやすくて、金儲けなり、思想的な主張に絡めやすい自然ですよね。

あと、自分はこの手の保護団体の、明らかに別個の(むしろ相反するような)問題をさも関連あるかのようにリンクさせるところも嫌いです。

いたぽん
2008/04/20 23:07

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